解決済み
実家業(製造業)の問題で、父が三代目社長です。うちは姉妹二人で跡継ぎは当初は私か?と考えていましたが若気の至りなのか…「うちに入りたくない!」と言い放ち、見返してやろうと大手商社に入社して購買や調達などをしています。 現在35歳、父63歳です。 そのため父の甥が今は会社にて専務として事業社長?!という方向で進んでいますが、、これまた誰が見ても「うーん、彼が社長〜?!」といった具合に社長感がありません。商才や営業もいまいちで。。 言われたことは忠実に、マジメ、コツコツ、しかし決断力がなく、とても優しすぎる人なのです。 私が父に反故をしてから10年。(とは言え仲は良いです)最近父の老いも感じ、社長としてもあと10年くらいかなぁと感じております。 ですがやはり甥を10年育ててきた以上、彼を代表に置くといった気持ちだそうですが 「俺が引退したら会社は3ヶ月で潰れるだろうなー!」とよく飲みながら語ってます。 事実そうなりそうで、、それはとても私的につらいです。当時家で仕事はしたくなかったけど祖父の残した会社は私達や父の代で無くしたくない思いはいっぱいです。 私はもう社長になる機会はないと思うのですが、 何か外から(もしくは内部であれ)経営に対してアドバイザリーできる人間になりたいと思うようになりました。 そこで中小企業診断士の資格を取ったらどうだろう?と思ったのですが役に立つのでしょうか? またもし取れたとした場合、私は実家業のどのポストになるのでしょうか? ちなみに今の会社の問題点は以下です。 ●会社は特殊な業種のためほぼ独占に近く、景気にも左右されずで毎年ほぼ黒字経営です。 社員数は30名程度。(平均年齢58歳前後) 現在は社員(特に工場員)に仕事をほとんど任せている状態で、会社側は経費や材料仕入れ等に介入する程度。 ●会社として、経営(売上目標設定や経営方針、経営企画等)や、人事労務(社員の高齢化、人事評価制度、社内規則の整備等)がまるで出来ていない状態。 そのため、社員も特に目標を設定せず日々の業務を淡々と行っているのみで、現状維持のまま続けています。 社長も祖父の代からよ古くからの顧客にて回していける状態で、これ以上新規を導入する気もあまりないそうです。HPすらありません。(作る必要もないと…) これらの問題に対して中小企業診断士として何か改善、提案、より良くしていけるものなのでしょうか? そもそも取る資格を変えるべきでしょうか? 何かお知恵を拝借できましたら幸いです。 宜しくお願い致します。
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拝見する限り、お父上や甥の方との信頼関係作りが先のように思われます。信頼関係がないとアドバイスをしても聞いてもらえません。 中小企業診断士を取った事で、多少なりと頼られる雰囲気があるなら良いと思いますが、そうでなければ活かしどころがありません。 また、中小企業診断士は中小企業経営に関する知識を体系的に学ぶ事はできますが、大前提として仕事の基礎スキルが高い人でないとそれを活かす事はできません。大手商社に勤められていて、仕事もバリバリされているのでそこは問題ないと推されます(どんな資格でも、仕事の基礎スキルない人はそれを活かすことができません)。 そして記載されている問題については、中小企業診断士の資格がなくても、経営管理、会計、人事の各部署で実務経験を踏めば十分解決できます。逆に言えば資格があっても、実践経験を積まないとあまり役に立ちません。 また、そもそもそれらが問題かどうかというのも現場を見てからの判断で良いと思います。違法状態のものがあれば早急に解決すべきと思いますが、目標管理や人事評価については社員から大きな不満がないようなら積極的に変える必要はないと思います。社員も高齢の方が多いようなのでドラスティックに変えると現場がついていけないでしょう。 特にニッチトップ系の中小企業であれば拡大よりも堅実経営、オーナー社長が鉛筆なめなめで人事評価というケースがほとんどであり、それで実際上手くいってます。ただ、これから社員の世代交代や採用を考えると、少しづつ整備をしていった方が良いかとは思います。HPもあった方が良いでしょう。 尚、事業承継は現社長が元気な内にやっておく必要があります。気を悪くしたら申し訳ありませんが、人間はいつか死にます。しかし、「私は死なない」と考えている経営者は意外に多く、事業承継を後回しにして、結果後継者が困る例は沢山あります。 つい先日も新型コロナで代表者が急逝し、承継がバタバタしている会社が身近にありました。 (私は事業承継の業者ではないので、変な脅しをかけているのではありません。事実としてそのような会社は良くみてきました。尚、私も商社出身で、今は中小企業に関わる仕事をしています。) 一方、何代と続いてきた会社は、事業承継を相当丁寧に行ってます。極端な例で言うと、後継者には若くても人間ドックに毎年行かせたり、安全性の高い車に乗ったりと、会社の帝王学がしっかりしています。後継者の育成、資産の承継、(はたまた嫁選び)等、念入り行っているのです。 話を戻しますが、家業への想いがあるようでしたら、片手間に中途半端なアドバイスをするような事だけは避けて、お父上や甥の方の話を普段からしっかり聞いて、何か相談されたら親身に応えていくのが大事だと思います。その中で信頼関係が徐々にできて、いつの間にか頼られる、会社に欠かせない役割を果たしていくのだと思います。
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