oku********さんの見解です。 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/1248282511 すばらしい回答が多いのので一読されては?きっと役に立ちますよ。 下肢は理学療法士、上肢は作業療法士と答える人(大多数の現役含む)がいますが、それは大きな間違いです。理学療法士が手指巧緻動作練習を行っていいし、作業療法士が歩行練習を行ってもかまいません。法的な制約はありません。 学生には機能的にアプローチするのが理学療法士、能力的にアプローチするのが作業療法士と指導します。また、医療と介護保険下で分けて考えなければなりません。 医療保険下においてのリハビリ 骨折等の整形外科的疾患から脳梗塞/出血などの中枢系疾患、施設によっては呼吸器疾患、心臓等循環器系の疾患を扱う事があります。 理学/作業療法の明確な職域はなく、施設によっては上肢は作業療法士、下肢・体幹は理学療法士と分けられたり、職場への移動手段確立を希望している患者は理学療法士、デスクワーク等上肢を多用する職場復帰デスクワーク等を希望している患者は作業療法士が行ったりします。いずれにしても原疾患に伴う症状により割り振られるのが普通です。 しかし、中小医療機関などは、作業療法士が在籍していない職場は未だ多く、場合によっては理学療法士が基本動作から応用動作まで指導する必要があります。よって、理学療法士は上下肢体幹にかかわらずオールマイティーにこなせなけばなりません。逆に、理学療法士が在籍していないところはないと思うので(全くないとは言いません)、作業療法士の場合は上記スキルを必要とすることはないでしょう。 そして介護保険下でのリハビリです。 医療保険でのリハビリは原疾患に対するリハビリなのである程度道筋が見えているのでやることははっきりしています。しかし、介護保険下では疾患に対するアプローチではなく、利用者の身体、生活状況にアプローチしなければなりません。つまり、セラピストのセンス如何によっては有意義にも無意味にもなり得ます。そのため、医療保険下以上に職域の差はありません。 利用者が明確に下肢のリハビリ、上肢のリハビリの希望を出せばそれぞれ理学療法士、作業療法士を割り得てるのですが、実際にはそのような場面はほとんどありません。ケアマネから、「運動しないと寝たきりになってしまいますよ」といわれて半強制的に来ている人がほとんど。したがって、理学/作業療法士ともに同じような事を行っているのが現状です。理学/作業療法士間でコンセンサスをとれればいいのですが残念ながらそうはいきません。 作業療法士の方には申し訳ないですが、リハビリというにはおこがましい稚拙なことをやっている人が多いです。痛いと言われればただ患部をさするだけとか、運動指導も運動方向や強度を無視していたり。いちど議論しましたが、問題提起された意味すら理解されなかったです。もちろん、そういう人ばかりでなく立派な作業療法士もいるのは存じています。 いろいろと書きましたが、医療と介護では求められている内容が違います。そして現場によっては明確な職差はないと言うことです。
理学療法士は歩行や立位などの姿勢の維持などの運動機能を回復です。そのうえでADLを改善し、QOLの向上を目指します。病気、けが、高齢など何らかの原因で寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、歩くなどの機能が損なわれると着替えや食事などの動作に支障をきたすため、誰の手も借りず、自分でできるように手伝うことになります。 作業療法士はそのまま作業動作の向上です。食事や洗面・歯磨き・更衣・トイレ・入浴などの日常生活動作や料理や洗濯といった家事動作等、仕事、遊びといった人間に関わるすべての活動をができる体づくりを行う。 ざっくりですけど、こんな感じです。
理学療法士は物理的手段で運動機能の回復を目的に治療を行う者。(マッサージとかですね) 作業療法士は日常生活に必要な運動機能、精神心理機能の改善を目的に治療を行う者です。(階段を上る、手芸をする、絵を描くなど)
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