解決済み
医学部の学生さんか、医師のご家族か、そんなところかと思いますが、連日「医学部が勝ち組であり他は負け組みである」主旨の内容の質問がくり返されています。医学部は仕事探し、就活の緊張感がなく、入学さえすれば安泰なイメージがとても羨ましく思っていますが、何故そのように言わずにおれないのか疑問です。 実はどこか満足できない現実があるんでしょうか? 息子の受験の年も、他学部志望なのに「受けるだけでいいから」と医学部受験を頼み込まれて受けていた子が数名いました。 塾も医学部合格者数を大切にしているんですよね。 それなのに何故、そんなことを言いたくなるんですか? 素朴な疑問を感じる他学部の保護者より
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誰がやっているかは重要ではありませんが、私もよく見かけます。 もし、医師本人の投稿だとすれば、こんな筈ではなかったという忸怩たる思いの裏返しもあると思います。 特に田舎の人、低所得で辛酸を嘗めた親ほど、医者になれば夢のような暮らしが待ち受けていると子供に伝えます。その親にとっては、それが真であり、子供の幸せと信じているからです。 ●確実に資格が取れる学部 ●絶対に仕事にあぶれない学部 医学部信奉はそこが最も大きな理由で浸透しています。 特別な場所、特殊な場所に人は殺到しません。 資格を取れば、一部の外科医などを除き、誰にでも確実に勤まり、確実に求人があり、どこに行っても大差ない安定を得られます。 能力があっても、無くても等しい待遇で安心です。 そこに不満を抱く一部の医師達は、海外に去って行きます。 特に外科医にはこの傾向が顕著と聞きます。 看護学部も同じ理由で人気があります。 医学部は受験では特別に扱われますが、ご指摘のように、他学部でブレない学生はそれを惜しげもなく蹴り、飄々と我が道を行くものです。 医師は尊い職業ですが、その資格に特筆すべき特権はなく、社会的地位が高いわけではありません。あるのは医師免許のみです。 彼らが奉る東大医学部も、6年後の国家試験では底辺私立より遥か下に落ちています。 こう言うと、東大では国試に重点を置かないと言われますが、対策を怠れば即座に低迷するのですから、理3も皆、普通の学生なわけです。 国体の維持、国威発揚を先導するのは言うまでもなく政治経済であり、 理系では理工学部です。 2020年には、全国各地でマンション解体ラッシュが訪れ、高卒の現場作業員ですら、公立病院の医師と同じ程度は稼ぎます。 あらゆる現場で人手不足が叫ばれており、免許がなければ弱いというのは、よほど貧しく、食うや食わずを経験していなければ生まれない発想と言えます。 敢えてこのように回答するのは、教育に携わる塾でさえ、入学しない生徒を受験させて蹴らせるという、医学部信奉に加担している悪質さ、その歪んだ傾向に一石を投じたいがためです。 祖父母、両親が医師で、既に開業しているなら良い進路でしょうが、生涯勤務医の労働時間、年収の手取りを知れば、優秀な子をそうまでして医師にしたいと思う親御さんは半減するでしょう。 実際、初めて明細を手にとって見た時は、ぞっとしました。 医師には医師の子がなるのが最も無駄なく合理的です。
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