理系の大学の学部卒から、法科院の方に進むのは困難ですか？ もし、エンジニアを目指すのを学部卒の時点でやめてそこから…

Question

理系の大学の学部卒から、法科院の方に進むのは困難ですか？

もし、エンジニアを目指すのを学部卒の時点でやめてそこから検察官を目指すとしたら、どうすればいいですか？

Answer 1

「文転」は容易。「理転」はほぼ無理。

法科大学院は、どこも定員割れしている。そこを修了しても、司法試験に受からないことが明らかになったから。

法曹を増やそうという国の司法制度改革は、大失敗に終わった。日弁連の懸念通りになった。

今や、司法試験を目指すには、予備試験ルートの方が有利。現役の法科大学院生も、毎年予備試験を受けている（受かれば法科大学院なんて辞める）。

東京大法学部を中心に、学部段階でも予備試験に合格している。国の想定より、２－３年早く法曹になれる。制度改革前に、先祖返りしている。

法科大学院は、未修者向けの３年コースがあるから、そこを目指せばいい。独学で合格可能。

冒頭に書いた通り、多くで定員割れしており、閉鎖ラッシュが続いている。国立も例外ではない。今や、最盛期の半分以下に減ってるんじゃないかな。

検察官を目指すなら、司法修習所を優秀な成績で修了しなければならない。判事になるには上位10％、検事になるには上位20％と言われている。もちろん、上位10％、20％に入っていても、在野の法律事務所に入る優秀な弁護士も少なくない。

Answer 2

ロースクールの２年制の既修者コースではなく、３年制の一般コースなら法学部卒に限定しているわけではないので入試さえクリアできれば問題ないです。
志望校の過去問を集めてご自身で検討してください。
法律の実務はテクニカルな法解釈が中心なので、実は一般の文系よりも工学系の方が向いています。