答えはNOですね。 確かに予備試験に合格して、さらに新司法試験に合格した人たちは大変優秀です。 しかし、法科大学院組がぱっとしません。 旧帝や早慶のような上位校であれば、簡単には法科大学院に合格できませんので、そこそこの優秀さは確保できるのですが、問題は中堅以下の法科大学院です。 導入当時も、「金持ちの馬鹿息子たちを優遇するための制度だ」という批判があったのですが、法科大学院に通うとなると、その分の学費や生活費が莫大なものになります。 さらに、さんざん予備校教育を批判しておきながら、法科大学院に合格するために予備校に通うことになるという、本末転倒な事態も発生しています。 残念ながら東大文Ⅰに現役合格出来るような一部の秀才を除けば、予備校の力を借りずして、中堅以上の法科大学院に合格することは事実上無理であり、さらにその跡の新司法試験受験にあたっても大学院そっちのけで予備校に行くことになります。 そして、そんな思いをして、ようやく新司法試験に受かっても、司法修習の費用が自己負担に変わりましたので、法曹としてスタートを切る頃には既に借金まみれになってしまっているのです。 さらに、親などが事務所を開業していない限りは、居候弁護士として、サラリーマンと大して変わりのない給料をもらって、開業資金をためる日々が続きます。 裁判官や検察官になる道もありますが、いずれにしても国家公務員としての給料になりますので、弁護士のように何千万、億のように稼ぐ方法はありませんし、体育会系かつ学閥が酷い世界でもあります。 さて、こんな過酷な世界で唯一得をしているのが、「金持ちの馬鹿息子たち」です。 旧司法試験は一発勝負でしたので、彼らは択一試験の時点であっさり姿を消し、何年かかっても論文試験に進むことができないような感じでした。 しかし、法科大学院制度が導入されてから、優秀だが経済的に余裕のない人たちが次々と姿を消し、働きながら司法試験を目指すということも以前よりも遥かに厳しくなり、逆に彼らがレースに参加できなくなったおかげで「金持ちの馬鹿息子たち」が台頭できるようになったのです。 ええ、この制度の導入を図った、議員センセー、官僚センセー、法曹センセー、教授センセーの、苦労知らずの馬鹿息子たちがね(彼らの苦労の決まり文句は、「親が優秀だったせいでプレッシャーだった」とかいうふざけた内容)。 ただ現実はある意味正直です。 弁護士を量産し過ぎたせいで、弁護士でありながら食って行くことすらできない人たちが大量に出て来てしまいました。 年収300万円以下の弁護士もいるのです。 そして、法科大学院制度の悪さは、旧司法試験を突破して法曹になった人たちが十分理解していますし、反感を抱いている人たちも少なくないので、優秀な大学院の卒業生しか採用しないという事務所も多いのです。 今の司法試験は昔の司法試験に比べたら楽です。 問題文の長さに惑わされてはなりません。 ただ食っていくことは昔と比べたらすごく難しくなったと思います。 大口の法人顧客は、大手の事務所ががっちり押さえています。 中小零細事務所は、あまり割が良いとはいえない事件や刑事事件で食いつないでいる感じですね。 また、司法書士が簡易裁判所の一部の事件を扱えるようになったせいもあって、余計過当競争が進んでいますしね。
合格者数を見れば今の方が受かりやすい 昭和時代戦後~昭和終わりころ 約600~800名 平成初期頃で合格者数が1500名前後 現在で約2500名前後 今は弁護士資格を得ても 働けない稼げない人がいます。 昔では そういう人はほとんどいません。
正確にいうと、以前も受験資格はありましたよ。 大学に一定以上在籍し、所定の単位数を得た者でした。 まぁ、とりあえず、大卒なら誰でも受けれましたから、受験のハードルが上がったことは確かですが。
言えません。司法試験自体は30パーセントも合格率があるんで。
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