教えて!しごとの先生
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以下の若杉冽著『東京ブラックアウト』の一節(一部改変)を読んで、下の質問にお答え下さい。

以下の若杉冽著『東京ブラックアウト』の一節(一部改変)を読んで、下の質問にお答え下さい。『そういうなかで、国家公務員上級職採用試験という道があると、英会話サークル「ESS」の同級生、西岡進から教えてもらった。 西岡は、筑波大学附属駒場高校という名門校出身の東京っ子だ。東京大学法学部から、司法試験と公務員試験の両方を目指していた。公務員になるなら力のある財務省や経済産業省がいいと熱心に守下に語っていた。 父親の様子から、公務員は陰鬱でつまらない仕事というイメージを持っていた守下ではあったが、西岡の話を聞いて、国家公務員上級職というのは別格だと父親が語っていたのを思い出した。 「今度ワシよりも10歳以上若い奴が国から副知事に来たわ。さすが公務員上級のエリートは出世が早い。そりゃ仕事はできるわ……けど、人間性はどうかな」 と、自治省から40代前半の若さで出向してきた副知事を、家族で夕飯の食卓を囲んでいるときに評していたのである。 人間と社会のメカニズムに関心のある守下にすれば、国家公務員上級職採用試験を受けることは、退屈な理系のレールから軌道修正する絶好のチャンスだった。そこで国家公務員上級職採用試験を工学の区分で受験し、見事合格したのだ。 ところで、工学部の先輩で国家公務員上級職採用試験に合格する者の多くは、国土交通省に進んでいた。しかし守下にとって、国土交通省で道路やダムの工事を発注するのは、ゼネコンに行ってそれを受注し下請けに再発注することと同じくらい退屈そうなことだった。 人間と社会のメカニズムに関心のある守下にしてみれば、 「俺たちと一緒に日本を変えよう。経済産業省に入れば、何でもできる。松田聖子にも会える。可能性は無限大だ!」 と、軽妙なノリで調子よくリクルートする経済産業省の採用担当者に心が惹かれたのも無理はない。 加えて、公務員になるなら財務省か経済産業省という西岡のアドバイスも心に残っていた。その結果、西岡が司法浪人を決める一方、守下は、経済産業省技官の内定をもらうことができた。 しかし、経済産業省に入ってすぐ気が付いたのは、事務官と技官の採用区分の格差であったー。 事務官は、トップの事務次官のポストはもちろん、局長級のポストもほぼ独占しており、技官に割り当てられる幹部ポストは、わずかだった。だから目端の利く理系学生は、国家公務員上級職採用試験を経済職で合格し、事務官として経済産業省に採用されていたのだ。 一方の技官は、同じ上級職採用ということで、若いうちは事務官と同等にこき使われるが、その労働の果実は事務官に搾取される……。 守下は、経済職という試験区分で受験しなかったことを激しく後悔したが、後の祭りだった。西岡が事務官と技官の差を教えてくれなかったことに、消極的な悪意を感じさえしていたのだ。』 ① 何故に、国家公務員上級職採用試験に合格したら、財務省や経済産業省が良いと判断したのでしょうか? ② 若い副知事が来たことで、守下は余計に国家公務員上級職採用試験に合格したいと思ったのですか? ③ 工学部の先輩で国土交通省に進んでいたのは、如何してですか? ④ 『経済産業省に入れば、何でもできる。松田聖子にも会える。』と意気がって経済産業省に実際に入ると、経済職とのポストの違いに愕然としたのは、守下にとって自業自得だったのでしょうか? ⑤ 『西岡が事務官と技官の差を教えてくれなかったこと』には、自身で調べなかった事や西岡に再確認しなかったのがもたらしたので、守下の過失ですよね?

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回答(1件)

  • ベストアンサー

    そんな経済産業省なんか必要ありませんね。 何が何でもできるですか。 4の人間を私は心の底から軽蔑します。

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