解決済み
独身で一向に売れない役者がどういう訳けか朝ドラのオー デションに合格してしまった。でもこれが次の仕事に繋が ることもなく、朝ドラに出たということだけを自分の勲章 にして、これからも安っぽい居酒屋で後輩の若手劇団員に 熱く舞台芸術論を酒臭い息を吐きながら、大声で唾を飛ば してしゃべるのでしょう。
ドラマの中の高校生を演じる役者の実年齢が上と言うのは、よくある話ですよ。随分昔の話ですが、『柔道一直線』というドラマに出ていた近藤正臣も、どうみても30過ぎの容貌で高校生演じていました。 >>35歳はどんなイメージがありますか? 職業俳優としての35歳という話でいいですか? 俳優になる一つのパターンとして、四年制大学に入学して、在学時代にどこかの小劇団に入団し、そこでキャリアを積みながらデビューの機会を狙うというのがあります。 この場合、プロデビューになる条件は二つあります。一つは、彼の参加しているアマチュア劇団が公演を重ねていくうちに有名劇団に育っていくこということです。もう一つは、有名になったその時期の、主要メンバーであるということです。 ここ四、五十年、このパターンでプロデビューしていった俳優はけっこう多いです。ただその場合、デビュー年齢はまちまちで、二十歳そこそこでデビューするものもあれば四十前後の遅咲きのデビューなんてケースもあります。 今回、問題になっている板橋駿谷ですが、ウィキペディア情報によりますと、 >>日本大学芸術学部演劇学科卒業。劇団ロロ所属、演劇集団さんぴんメンバー。所属事務所はジャングル。 演劇学科卒業と言うことですから、高校卒業の時点では役者志望ということのようです。 2009年に劇団ロロで初舞台、以降、2019年までに九本の舞台に立っています。それ以外にも、他劇団の舞台や一人芝居など、20本以上の舞台を経験しています。 日大出身ということですから、おそらくこの劇団ロロというのも東京の劇団でしょう。都内で十年以上活動を続けている劇団であれば、それなりの固定客もあり、評判にもなっているものと思われます。デビューの可能性は十分にあります。 また、 2010年に主演で映画出演し、以降、2019年までに24本の映画出演を果たしているようです。 映画出演と言っても、自主制作レベルの作品もたくさんあります。おそらく、そのレベルに近い出演だったと思います。ですが、様々な監督の作品にコンスタントに出演を果たし、東京都内で上映されていたとすれば、口コミで評判も上がってくると言うものです。 という訳で、 2012年、テレビ東京のドラマでドラマデビュー、以降2019年までに20本以上の作品に出演。 テレビドラマに出られれば、立派なメジャーデビューです。七年前ですから、当時28歳くらいですかね。 特筆すべきは、MHKの次の二作品です。 満島ひかり×江戸川乱歩「算盤が恋を語る話」(2018年、NHK BSプレミアム) なつぞら(NHK、2019年) - 門倉努 役 おそらく今もそうだと思うんですが、NHKに出演するためには事前のオーディションがあるはずです。それはまず、NHKの番組に出演する資格を得るためのオーディションで、これに合格した者の中から、各番組の出演者が決められていくのです。 かつて、ザ・タイガースという日本一と言ってもいいくらいの人気グループがあったのですが、そのグループは何度受けてもNHKのオーディションに受からず、したがって紅白歌合戦に出演することができなかったという話を聞いたことがあります。最終的には受かったのかな? もしかすると、受かることが無いまま、解散してしまったかもしれません。 それだけに、NHKの番組に出演するだけですごい値打ちが出るんですよ。NHKのドラマに脇役で出演するというのは、民放のドラマで主役を張る以上の値打ちがあるんです。ですからみんな、民放よりもずっと安いギャラでも、NHKの番組に出たがるんです。 >>なつぞらの男子高校生(番長)の人は35歳の人が演じています それはつまり、彼の出演が高校時代だけに留まらないということを意味しています。もっと年配になるまで出演し続けるから、後のこと考えて少し老けた役者を配役したということです。 おそらく彼は、このドラマに出演したことをきっかけに、民放のドラマでもちょくちょく顔を見るようになると思いますよ。脇役専門かもしれませんが。 太く短く主役役者をするよりも、細く長く脇役役者を続けていく方が、生活は安定するかもしれませんしね。
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