5大商社って、もっとも優秀な人材を取り放題のわけだが、逆に言うと、プロ野球のドラフトと同じで、人事の能力で会社の業績が大…

Question

5大商社って、もっとも優秀な人材を取り放題のわけだが、逆に言うと、プロ野球のドラフトと同じで、人事の能力で会社の業績が大きく響くわけですか？よく、言われるのが、三菱商事と、三井、住友では、歴然と人材の差が顕著にあるとか。三菱の人間は独立してもマルチ分野でやっていけるし、会社にも忠誠心厚いが(独立や政治家になる人が多い)、三井、住友は会社にしがみつこうとして、能力のある人を潰すので会社も延びないとか。

Answer 1

財閥系総合商社に勤務しています。
三菱商事、三井物産、住友商事では社風も結構異なりますので就活生によっては好き嫌いや合う合わないというのは確かにあると思います。また、就活生によって知名度、年収、純利益などのどれを重視するかによっても変わってきます。

ただ、一般的には三菱商事が知名度、年収、純利益のいずれも最も高く、最も人気があります。商社を志望する学生が、5大商社全てを受けるのは普通のことです。5大商社全てに受かった就活生が三菱商事を選ぶ確率は高いでしょう。そういう意味では、商社4位の住友商事や5位の丸紅は、上位商社に落ちた学生が入社してくる確率が高くなり、内定者の歩留まりも三菱商事より低いのではないかと思います。

しかし、良い素材を採用できたからといって良い人材が育つとも限りませんし、その逆もあると思います。私も他の商社の方とお会いする機会は多いですが、素晴らしい方も沢山いらっしゃいます。

人事の能力で会社の業績が大きく動くかについては、もちろん優秀な方が多いほうが将来的な会社の競争力に繋がっていくのは間違いありませんが、難しいです。というのも、商社のビジネスは事業投資ですので、投資してから回収するまで非常に長い時間が掛かる場合があります。資源などは投資してから30年後に突然大儲けになるようなビジネスです。当然、投資判断に関わった方は皆さん定年後で、現役時代には「儲からない投資しやがって！」と低評価だったかもしれません。そういう意味で、現在我々世代が過去最高益を上げて喜んでいますが、これは偉大な先輩方のおかげであり、決して我々現役世代が先輩方より優秀だというわけではありません。そして我々現役世代は、将来の株主・後輩のために未来を見越して投資をしています。曖昧な回答になり申し訳ございません。

Answer 2

面接は一度だけではありません。
人事部は一次面接である程度の候補者を絞り、その後二次面接、三次面接で各部署の責任者や役員たちが総合的に見て採用を決めます。
もちろん人事部の能力も問われますが全てを決めるわけではありません。