解決済み
化学系の学科と就職について。今年から高三になる者です。 私は九州大学に合格することを目標にしていて、具体的には決めていませんが将来は化学系の学科での経験を活かせる職業に就きたいと考えています。 学部学科を「理学部の化学科」と「工学部の物質科学工学科」で迷っているのですが、大学で学んだことを活かせる職業を選ぼうと思うのならやはり工学部でないと厳しいでしょうか? 理学部は「研究者や教師以外の職もあることにはあるけど、学んだことを活かせる職にこだわると(東大や京大の出身者ですぐに枠が埋まり)就活時に周りから取り残されてしまう」というイメージがあります。
すみません、研究者と教師が学んだことを活かせない職業かのような表現になっていました。 「化学系の学科での経験を活かせる職業に就きたい」ではなく「化学の学科での経験を活かせる企業に就職したい」が正しいです。
279閲覧
理学部出身で博士号取得後に2年間ポスドクを経験し、企業で5年間過ごし、現在は工学部応用化学の教員をしています。 その経験からは、理学部工学部はどっちでも問題ないと思います。 しかし、自分の専門を活かした就職をしたいのなら、大学院(できれば博士課程)を視野に入れておいてください。 昨年の6月に文部科学省の有識者会議は工学部の6年制化を答申しました。この答申が出ると薬学部薬剤師コースが6年制になったように、あるいは法科大学院や教職大学院が設置されたように、カリキュラムの6年制化が工学部にも行われると思います。実際、名古屋工業大学は6年制のコースを設置しましたね。 化学の世界の進歩はすばらしく、もはや4年間の学修だけで専門家を名乗るのが困難です。 私の前の大学の頃の卒業生をみても、学士では化学を活かした専門職への就職は難しいようでした。一方、修士や博士をとれば、専門を活かした就職先に進めたようです。 試しに九州大学の理学部、工学部の進学率をみてご覧なさい、工学部で8割が進学しています。 大学院の就職は「実力」が評価されます。大学ブランドは重視されません。 最近の学士の就職はWebエントリーの発達で、1つのポストに100人も応募しますから、企業側も効率的に選抜しコストを抑えるために、大学ブランドという肩書きで1次選抜します。このような現実のため、大学院の就職でも看板が大事という誤った認識が蔓延しています。 しかし、大学院出の就職は、専門性で第1次選抜を行っていますから、雇う側も肩書きや大学ブランドではなく「実力」とマッチングをしっかりと見極めます。 以上、個人的な経験を基にした見解でした。
< 質問に関する求人 >
研究者(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る