なぜ社会人は問題解決力が求められるのですか？ どういう場面においてその能力が求められるのですか？

Question

なぜ社会人は問題解決力が求められるのですか？
どういう場面においてその能力が求められるのですか？自分もそろそろ就活で、社会人にはそういう能力が求められてるらしいとは聞くのですが、その理由が分からないです。質問に対し答えていただけるとありがたいです。回答よろしくお願いします。

Answer 1

例えば、これまで十分過ぎる程の教育時間と投資を行われてきた貴方が、突然、アフリカに飛ばされてアフリカの諸問題を解決して来なさい、と命令を受けた時、果たしてどの様な考え方で諸問題に取り組めるかですね。

5年前のGoogleの入社試験での課題も、いくつかの情報だけでニューヨークのグランドピアノを年間〇〇台売り捌け！という様なタイプでした。

すると、出来る人達は、何をデータベースにどの様な手段と資金繰りで…NYの推定人口は…ピアノを保有出来る様な所得層は…とロジカルシンキングしていく訳で、頭脳のデータベースを駆使して考えて因果関係と仮説と検証のループ…PDCAサイクルをぐるぐる回して試行錯誤していくシナリオ作りが、貴方にはできますか…！？

既に、私立の小中高では、課題が地球規模で思考する教育が為されています。科学的知識、推論推理能力、アイデアを分解、組合せる能力、ロジカルシンキング能力、プレゼンテーション能力、ディベート能力、シナリオ作成能力、仮説⇔検証能力など多角的な能力の組合せが要求されてきます。政治、経済、社会問題、環境問題、民族・宗教紛争など「分かりません！できません！」は要らない教育プログラムが厳格化！

最早、文科省の教育改革で大学のみならず小中高のベースでアクティブラーニング、ロジカルシンキングの基礎知識から応用編実践編の授業が始まりつつあります。

何故なら、グローバル経済環境の下での国際競争力を持つ為には、多角的な基礎知識と科学的知見→科学的データやエビデンスに基づいて、答えの存在しない課題を解決するアプローチが必要で重要だからです。

文科省は、2020年度から小3年から英語に慣れ親しむ早期英語教育、小5年からプログラミング教育を導入してグローバル人材育成の下地作りに入ります。

悪い言い方をすれば、トップ10%の同世代を海外市場やビジネス環境の下で競争出来るグローバル人材を育成したり、地方で活躍出来るローカルリーダーシップが取れる人材（例えば自治体職員として海外自治体や経済業界とのコネクションが作れる、外国人観光客を呼び込むイベント開催など）を養成する事を目指しています。文科省も、本当に育成栽培できるのは、同世代の10%前後であっても、全員を同じグラウンドに立たせて千本ノックをしたり、筋力トレーニングを課す様なもので、その中から有能なアイデアメン、異能なリーダー、コーディネーター、異彩を放つ教師などの出現…自分で考えるチカラを持つイチローや羽生結弦を期待している訳です。

欧米スタイルだと、飛び級や数学オリンピックその他で早期に異能保有者を発見して、外部の専門経験者と教授チームで育成するパターンなのですが、日本は一見平等主義とも見えますが、教育母集団が大きい程、グローバル競争社会に対して有能な人材が飛び出すのか見ものですね。

★2020年度大学入試どう変わる？ 中高生が知っておくべき改革の目的と求められる学力
https://s.resemom.jp/article/2018/01/25/42494.html
http://www.keinet.ne.jp/dnj/20/20kaisetsu_02.html
★｢生徒を伸ばしてくれる大学｣ランキング100 1位東北大､2位が東大､3位は金沢工業大学、4位東京理科大学、5位秋田県立国際教養大学 2017年04月07日
http://toyokeizai.net/articles/amp/166448?display=b&amp_event=read-body
★変わる国立大学 減る文系、増える文理融合型 2/19(月) 10:20配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180219-00010000-benesseks-life
★オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925
702の職種が今後どれだけコンピューターとロボット技術によって自動化されるかを分析しました。その結果、今後10~20年程度で、米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化されるリスクが高いという結論に至ったのです」
人間が行う仕事の約半分が機械に奪われる—そんな衝撃的な予測をするのは、英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授である。