日本で生まれた日系外国人は自動的に「日系人の在留資格を得ている人の職場」で働くことになるのでしょうか？（劣悪な労働環境）…

Question

日本で生まれた日系外国人は自動的に「日系人の在留資格を得ている人の職場」で働くことになるのでしょうか？（劣悪な労働環境）それとも日本人と同等の条件で働くことは出来るのでしょうか？日本で生まれた日系外国人が知り合いに何人かいますがほとんどが過酷な環境・条件で働いています。理由を聞けば「日本で生まれても日本国籍を持ってなければ日本人と同じ条件で働くことは出来ない」と仰ってました。

Answer 1

「日本で生まれても日本国籍を持ってなければ日本人と同じ条件で働くことは出来ない」
単にその人がそういう状況であるだけです。もちろん、そういう状況になっているのは、両親が日系外国人で特別なスキルや学歴がないために、本人も高い学歴やスキルを得る事ができない、という事情があるのですが。そういう点では、日本国籍がないために今の状況に陥っている、というのはそのとおりです。日本人なら受けられたであろう支援が受けられなかった、日本人ならもっていたであろう日本語能力がなかったということはありますから。

ですが、日本人であっても中卒者は大企業に就職することも、官公庁で働く事もできません。結局のところ「劣悪な労働環境」とされるようなところで働くことになるでしょう。あるいはフリーターなどの非正規か。そういう点では国籍は関係ありません。

「日本国籍をもっていないから日本人と同じ条件で働けない」のではありません。日本国籍をもっていないから、本来その人が持っていた潜在的な能力を伸ばす機会がなく、そのために本人が思うような条件では働けない状況に陥っているということです。両親が外国人で日本語を子供に教えることができなければ、子供の日本語能力は平均よりは劣るでしょう。それをカバーするのに時間を使えば他の教科の勉強時間は短くなる。そういう連鎖で、本来は知能が高く努力家であるにも関わらず、同じような能力を持つ日本人と比べると学歴が低くなる。親の経済状況が悪ければ、進学も難しい。そういう事情が積み重った結果ですね。

Answer 2

＞僕の知り合いによるとまったく同じ仕事内容のようです。じゃあ訴えてもいいんですか？

日本で生まれようが、外国で生まれようが、外国人は外国人です。何の関係もありません。不法就労が警察にばれて、やぶへびになるかも知れません。

Answer 3

労働基準法第3条で、「労働者の国籍、信条又は社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱いをしてはならない。」と決められています。つまり、同じ能力で同じ労働内世であれば、国籍のみを理由とする差別をしてはならないということです。
そこであなたの質問にあるような事情は、その日系人の方たちが他の日本人と同様の能力で同じ仕事をしているかどうかです。そうでなければ日本人労働者と違う賃金でもやむを得ないし、もしも同じであれば、労働基準監督署に訴えることもできます。
＞＞「日本で生まれても日本国籍を持ってなければ日本人と同じ条件で働くことは出来ない」・・・
と、誰が行ったのか知りませんが、それは上記のとおり間違っています。

Answer 4

「日本で生まれた日系外国人」＝「外国人」です。

よって他の外国人と同じ条件、環境、制約の下での就労になります。