薬剤師になりたいのなら、国試合格出来るかどうかは最終的には自分自身の努力次第であることは言うまでもない。そういう意味では国試受験資格を得られるなら大学はどこでも良い。 ただし、入学できるのならば、よりレベル(教育の質、学生の質)の高い大学に入る方がいいに決まっている。 薬剤師養成が目的である6年制薬学部にとってレベルの高低を示す一番の指標は留年することなく最短の6年で卒業までたどり着き、なおかつ国家試験に1回で受かる割合(「ストレート合格率」または「標準修業年限内国家試験合格率」などと呼ばれる)がどの程度であるかという点にある。 各大学が宣伝用に発表している新卒の国試合格率は留年者などを分母から除いているので学生の実態を正確に表していないことが多い。 全国には薬学部を持つ大学は数多いが、中にはストレート合格率が3割台、4割台という私立大学も少なくない。私立薬学部の授業料は年間200万程度のところが多いので留年すると悲惨である。 質問者が書いている大学を含めて2017年3月卒業生の関西圏の主要薬学部のストレート合格率を比較すると次の通り。 ①京都薬科77.2% ②立命館大71.2% ③同志社女子69.7% ④大阪薬科68.9% ⑤神戸薬科67.5% ⑥近畿大学67.1% ⑦摂南大学54.9% ⑧武庫川女子46.7% 1年分だけでは、たまたまその年だけ高い(低い)だけの場合もあるので過去3年分の平均値も書くとこうなる。 ①立命館大73.9% ②京都薬科73.2% ③近畿大学67.8% ④神戸薬科65.9% ⑤同志社女子65.5% ⑥大阪薬科64.5% ⑦摂南大学53.3% ⑧武庫川女子51.4% 別に国試合格率がすべてではないが京都薬科に合格できる力があるのに摂南を選択する理由はないだろう。
なるほど:3
薬剤師になりたいというだけなら、挙げてあるところなら大きな問題はないように感じました。 その中で一番というなら、京都薬科大学か大阪薬科大学を選びます。レベル感と歴史があることによる卒業生の活躍の場所の広さがポイントです。 近大と神戸薬科大学も悪くないですが、前者は卒業生の層に一歩譲り、後者はレベル感で同様に感じます。
なるほど:1
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