会社案内の原稿作成についてライターの仕事をしている方に質問です。会社案内のパンフレットの文章をプロの方に、ライティングし…

Question

会社案内の原稿作成についてライターの仕事をしている方に質問です。会社案内のパンフレットの文章をプロの方に、ライティングしてもらいたいと思っています。挨拶文、企業理念、キャッチコピー、沿革等(資料・ホームページ等参考にするものがなにもなく一から作成する)を作成する場合は、ライターさんはどのようなことを取材や質問してライティングするんでしょうか？何を用意しておけば問題なく原稿をライティングしてもらえますか？

Answer 1

フリーの編集者兼ライターをしている者です。

知り合いの広告代理店の人間に頼まれ、何度か引き受けたことがあります。

とりあえず、会社案内に盛り込みたい内容を伝えておけば、あとは上手くやってくれると思いますが、できれば取材の機会は複数回設けたほうがいいです。企業案内だと、社長さんはもちろん、社員さんのインタビュー記事も多く載せているはずなので。

私が担当した案件だと、少ない会社で2日（その代わり、いずれも1日作業でした）、多い会社で5日インタビューに費やしました。

その際、資料はある程度用意したほうがいいと思います。例えば、社長さんなどは忙しい方でしょうから、事前に資料があることで短時間で効率よく取材ができます。会社の人間に取材する機会が少ないほど、詳細な資料は必要となります。逆にちゃんと取材の時間を設けてくれるのであれば、資料はレジェメ程度でOKです。

ただし、社長さんのプロフィール、沿革、その他情報を含め、A4用紙数枚分など簡単なものでいいから用意してもらえると、それをもとに取材を進められるのでライターとしては助かります。

企業理念もハッキリとしたものなくてもイメージくらいあるでしょうから、キーワードだけでも会社側に挙げてもらいたいです。

それと挨拶文は「自分で書きたい」という社長さんもいるため、そこは社内で事前確認したほうがいいです。その場合、挨拶文に関してライターは、ライティングではなく編集になりますけどね。

あと、大事な部分ですが、ライターはライティングだけを担当するのか、それともライティング+編集になるのか、そこも最初に提示したほうがいいですね。当然、後者のほうが作業時間が増えるため、ギャランティはその分高くなります。

編集やデザインも含めて頼みたいのであれば、ライター個人ではなく編集プロダクションに発注したほうがいいでしょうね。会社案内や学校案内を多く請け負っている編プロも多いですから。

ちなみに個人的な感想を言うと、企業とライターの間に広告代理店か編集担当の人間（もしくは編プロ）が入っていたほうが圧倒的に仕事がしやすいですね。

直接やりとりをすると、原稿の手直しを頼んだ際、企業側の注文があまりに抽象的すぎてライターが困惑するケースが少なくないので。

以上、参考にしていただければ幸いです。