解決済み
ISO9001 2015年度版の要求事項の読み取り方に関して質問があります。 このたび会社の内部監査委員に選ばれ、内部監査のチェックシートを作ることになりました。チェックシートを作るにあたり、今更ながら要求事項を読み込んでいるのですが、いまいち要領がつかめません。 要求事項に多数出てくる文章の「確実にしなければならない」この文章に関して特に困っています。 これは、「実施しなければならない。内部監査では実施の事実に関して監査しなさい」ということなのか。 それとも「確実にする為に仕組みを作っておかなければならない」ということなのか。 ISO9001の要求事項は、割と当たり前というか常識的に考えればそれくらいやってあって当然という事が、難しく書いてあるとは理解しているのですが、内部監査のチェックシートを作るとなると、文章の一つ一つをしっかりと読み取る必要があり、正直かなり困っています。 どなたか回答宜しくお願い致します。
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「確実にしなければならない」はとても重要な文章です。 「確実」というわけですから、やってない場合は不適合となります。 この文章を理解する際、問題となってくるのは、その前に何が書かれているかです。 何を確実にしなければならないのかは、それぞれの項番で色々と違っていると思います。 「組織内に伝達」「次の事項を満たす」「認識を持つこと」「管理されていること」「能力をもつこと」「解決されていること」「変更すること」 「次の事項」の場合は、その次も読まないといけません。 たとえば「組織内に伝達することを確実にしなければならない」とある場合は、どのように伝達するかは、それぞれの組織で違うと思います。ですから、確実というのはシステムとしてあるかどうかであって、組織内に伝達するという要求事項である以上、組織の1人ひとりの人間すべてに伝達されて、確実に承知されていることを証明できなければならないというわけではないと思います。 ようするにそれを確実にしようとしているためのシステムがあるかどうかというところだと思います。システムがない場合は重要な不適合と言ってもいいでしょう。しかし、システムはあるけど、ちょっと不十分じゃないか?という場合は、その不十分さの程度によって、不適合〜軽微な不適合、または観察事項扱いとなるでしょう。 理解としてはそういう理解でいいのではと私は思います。 ただ内部監査というのは二者監査です。よく知っている内部の中の人間が自らの組織を監査することができるチャンスです。そういう時において遠慮した上辺だけの監査をするようでは、内部監査が面倒なだけだと思います。内部監査なら、やはりシステムの有無だけの確実性を見るのではなく、システムが本当に確実な結果をもたらすシステムして動いているのかというところを見て、判断していく必要があると思います。 内部監査も外部審査も一定の時間の中で行うため、すべての仕事内容に触れていくことはできずに、どうしてもサンプリングしての監査にはなっていますが、そこの部門であれば、これこそ「確実」にすべきだろうというところをピックアップして、チェックリストに組み入れていけばいいのではないでしょうか。
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