簿記2級の場合、その出版社にもよりますが、商業簿記と工業簿記のテキスト合わせて学習内容が600ページ超くらいになります。そのページ数を確認しただけで気持ちが萎えてしまう人もいるでしょう。元々、手っ取り早く目で見た形で覚えるとか単に計算方法を全て丸暗記できるページ数ではありません。 問題文ですが、かろうじて判読できる部分と文字がつぶれて判読できない部分がありますが、費目別計算だと分ります。材料費の計算方法と労務費の計算方法がなぜ違うのか知りたいんでしょう。 材料費の消費額の計算方法:月初在庫+当月購入額-月末在庫で当月消費額が計算できます。 労務費の消費額の計算方法:当月支給額+当月未払額-前月未払額で当月消費額が計算できます。 質問内容では、 当月支給額-前月未払額+当月末未払額になっていますが「同じこと」です。 この質問内容の問題の回答に限っては、材料費の計算と労務費の計算がなぜ+とーの順番が違うのかと合点がいかない様子ですが、単純に覚えようとするのならば、労務費の場合、「前月未払額をマイナスする」と覚えたほうが簡単だと思いますが。理論を覚えないで+と-の順番にこだわるような変な覚え方をすると、勘定記入の問題で失敗する可能性があります。 簿記3級の知識がおありなら、費用の見越しを学んだはずです。 仕訳にすると、前月末は、まだ支払ってはいない当月未払額を賃金として計上しました。費用の見越しです。賃金×××/未払賃金××× 月初め未払賃金×××/賃金×××と再振替仕訳をするから前月未払額をマイナスします。と覚えたほうが記憶に残り易いです。
費用と収益のボックス図は使ってますか。単純に言うとちょっと大きめの正方形の真ん中を「キ十字」で切ります。小さい6つの箱ができます。 先ず費用勘定ですが、左上(借方の上)には①前月前払額、中の箱には②当月の支払額、下の箱には③当月未払額が、右側の上(貸方の上)④前月未払額、真ん中は⑤当月消費額、下の箱は⑥当月前払額がそれぞれ入ります。 収益勘定では、左上(借方の上)には⑦前月未収額、中の箱には⑧当月収益額、下の箱には⑨当月前受額が、右側の上(貸方の上)⑩前月前受額、真ん中は⑪当月受取額、下の箱は⑫当月未収額がそれぞれ入ります。 一見難しく感じますが、実際に書いてみると意外にも一定の規則性が理解できます。①前月前払額の対角線上には⑥当月前払額が③の当月未払額の対角線上には④前月未払額があることが分かります。②の当月支払額の反対側には⑤当月消費額となりPL記載額となるのです。 収益勘定も似たような感じです。 私は前月の未収額や未払額、前払額や前受額を基準として覚えた上、その対角線上には当月の対応額が来るのだと覚えたのです。 「未収」「未払」「前払」「前受」と諳んじていました。
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