交代の説明は尽きているようなので省略し、実際に使われているカードで説明いたします。 マス目だけを書いたカードが用意されていますので、3人で相談して休息の順番などを決めていますが、図は最も標準的な例です。 飛行時間11時間の例になりますが、離陸時刻が 0800UTC だったとしますと、ジャンプ・シートで暇な人(図の場合は最初に休息する CAPM)が蛍光ペンなどを使って色分けし、交代時刻を記入します。 もちろん上空でトラブルなどが起こった場合は、PIC が休息中と言えどもを呼び出して最終的な判断を仰ぎます。 現在は En-Route Captain と言う制度があるそうで、CAPM に代わって乗務し、巡航中だけ PIC の任務を代行する場合もあるそうです。
仮眠スペースは簡単なベッドがあるだけでまともに立つことも出来ないものから快適な広さがあるものまでさまざまです。
交代についてはどのようにしているか判りませんが、長距離便用の大型機材ではCAを含んだ搭乗員用に、休憩スペースを確保している機材が多いですね。 簡単なベッドがあるだけでまともに立つことも出来ない、カプセルホテル並みの狭いスペースですが、仮眠をとるには十分みたいです。 位置的には機体前後の天井スペースが用いられるようです。 このような設備が無い場合は、客室(大概はファーストかビジネスクラス)の一部をクルー休憩スペースとして確保してる場合が多いです。 ただ体を休めるだけで、乗客の前で機内食を食べたりはしていませんでした。
長距離便の場合機長資格者2名と副操縦士1名で乗務しますので、 どの時間に交代して勤務するかの表を作成します。 なかなか良い表がなかったのですが、下の表を見て下さい。 3名ですので縦はABCの3名の名前を書く欄しか有りません。 横は6分割で12時間のフライトですと各箱は2時間に成ります。 最初の2時間はAB2名で乗務しCさんは休みです。(離陸時は 操縦室にいます。) 次の箱の部分はBCで乗務してAさんは休憩です。 三つめの箱はACが操縦席に座ってBさんが休憩です。 最後の6個目の箱はやはりACが勤務してBさんは休憩し 着陸前に操縦室へ戻って来ます。 こうして交代すれば全員が8時間乗務して4時間休憩する事に成ります。 パイロットやCAさんの休憩施設は大型機の場合は特別な場所が有りますが、 小型機の場合はファーストまたはビジネスクラスの席で休憩します。 CAさんは真ん中の時間に半分づつが休憩しますが、 おっしゃる様にカーテンで仕切った席で普通に座って休むだけです。
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