美容師 peekとdadaの違い

Question

美容師 peekとdadaの違い有名サロンのpeekとdadaはどちらもサスーンからきてるサロンですがどのような違いがあるのでしょうか？

またpeekとdadaのそれぞれの特徴も教えていただけると嬉しいです

自分が知ってる所ではピークはラインが綺麗なところでダダはチョップカットにこだわってセニングを使わないところですがもっと詳しく教えていただけると嬉しいです

Answer 1

久しぶりに、手ごたえのある質問が立ったなと思いました。月刊ヘアモ－ド(＝美容業界誌)の読者です。

両者の違いですね。

まずPeek-a-booのオーナ－：川島文夫氏も、DADA-CuBiCの創設者：故植村隆博氏も、共にロンドンのサス－ンスク－ルでディレクタ－まで昇られた方です。

ですから、カットに対する考え方では、ベースは同じです。川島氏は1970年代～1990年代、ブ－ムを築かれた方ですが、2000年以降、後進の育成と一般店としての店舗基盤づくりに重点を置かれて、現在「カジとり」をなさっています。従って、サス－ンのベ－ス思想普及に重きを置かれていると、見えます。

さて、植村隆博氏の方は、サス－ンの考えを土台にはしていますが、「それをさらに発展させて『真に創造できる、クリエイティブができる』美容師の育成」を目指していました。それで、

動植物の形から発想の展開を試みる「Ｉ ＢＩＯ(＝アイバイオ)」、

建築物から造形を学ぶ「Ｉ ＡＲＣ(＝アイア－ク)」、

前二者からの学んだ造形思想をヘアファッションへ落とし込む「Ｉ ＦＡＳ(＝アイファス)」

の三部作にまとめ美容専門出版である女性モ－ド社から出されました。残念ながら植村隆博氏は、最後「Ｉ ＦＳＡ］編集の途中で、ガンのためこの世を去られてしまいましたが、直弟子の古城隆氏が植村氏の遺志を継いで、「それをさらに発展させて『真に創造できる、クリエイティブができる』美容師の育成」の指南書は完成したのです。

以上で、もうお気づきと思いますが、DADA-CuBiCは、自然や建築などから、デザインを創造していくところに「真骨頂」があると言えますし、姿勢は非常に厳しく(亡くなる直前、植村氏は「この国のカットはなってない！」と言い放った)、常に新しくデザインを切り開く姿勢をもっている集団といえるでしょう。ですから、パ－マデザイン等にも研究に余念がありません。

Answer 2

どちらもベースのカットで形をしっかりと作り込むサロンですね

個人的な見解としてはpeek a booは限りなく源流のサスーンに近い古流、DADAはそこから一歩踏み込んだ亜流と言う風に理解してます

peek a booも勿論まんまサスーンでは無い部分はあると思いますが、DADAの方がディスコネクションに代表されるように骨格に対するアプローチなどで発展性があったように思います