大学教授の仕事は、学生に対する教育と研究です、 大学は、本来、レベルの高い知的労働がしたい、人格の形成、教養の獲得などの目的のためにあると思います。知識も教養も時間を掛けて勉強しないとレベルアップは出来ないと思います。日本の大学の現状が、大学の本来のあり方からはずれ、学歴を付けるための就職予備校、専門学校的になっています。知的な仕事には上限がありませんので常に勉強することが必要になります。仕事の種類は異なりますが、職人さんが、技術を身につけ、良い物を作るために時間を掛けて一生努力をするのと同じです。 大学での勉強は、受験勉強とは目的が異なり、基礎から考える習慣と基礎から考えられる能力を養うため、専門の教科書に書かれている現象、数式や考え方を常にフォローすることにより、論理的思考力を身につける、文章を読んで理解する能力、レポートなどで文章作成能力を身につけて、学習する方法を学ぶことだと思います。そうすることで、将来、新しい製品の開発や新分野のことや未知の学問も会得できることと思います。このことを常に学生が意識しないのとするのでは成果に大きな差が出ます。試験の時は多少の暗記も必要ですが。日本の教育は小学校から、みんなと同じ、横並びの教育で、外国のように、個性や自分の意見を持つ、オリジナリティがある人間を育てるものではありませんので、これらのことを大学時代に学生さんに身につけさせるのも重要と思います。 また、教養というのは形がないので説明しにくいのですが、本など読んで「教養とは何か」、「人格の形成とは?」から始まって、最終的には自分の哲学を身につける必要があります。日本の大学では、本格的なリベラルアーツがありませんから、自身のレベルアップは学生自身の努力により獲得するしかありません。政治家、官僚など世の中を見ていますと、高学歴でも教養がないから私利私欲に走ると思います。最近、自然科学の基本である物理学を履修する高校生が約11%程度のようで、教養という点で問題です。文系卒の企業の上層部の方が自然科学が中学生レベルでは問題です。どの大学の「教育の目標」にも、人格とか、教養の言葉が入っていると思います。社会や人のために役立つ仕事が一番満足できる仕事と感じますが。教養と知性を有する学生を育てるのが教育の目標です。 学生時代に「大学は国民にとって幸せな社会を作るためにある」大学の教養の先生の講義では、「国立大生は高い税金を使い教育されている。将来、社会のために何らかの形で還元する義務がある。進学できなかった同輩の納めた税金も含まれている事を忘れないように」、「大学は、良い社会を作るために存在するのであるから、常に監視し、おかしな方向に向かっているのなら意見を述べる必要がある。そのため、学問の自由や大学の自治が存在する」等、普通に言われていました。学問も研究も、より良い社会を作るために行われるべきなのはのは当然でした。年間約100億円の交付金を受けている私立大もあり、私大も同様です。研究の結果、社会に役立つ結果を出すのが、研究者の最終目標です。
「その分野で、パラダイムの転換を成し遂げるような、 画期的な理論を打ち立てる」 ことだと思います。 物理学ならアインシュタイン、 言語学ならソシュール、 近代経済学ならケインズのような。
学校教育法第83条の達成。
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