いま現在新聞奨学生制度を利用してる方に聞きます。

Question

いま現在新聞奨学生制度を利用してる方に聞きます。メリット・デメリットを教えてください。
ネット上ではマイナスなことばかりあるのですが本当にそうなのですか。

Answer 1

現役です。

ネット上のは過剰である点も多いです。一種のミームですね。

ですが一般的に言われているデメリットも大半はあながち間違いではないです。

まず前置きしたいのは、新聞社は一緒でも店によって性格が大いに異なることです。

私の店もこのパターンですが、所長がOBで制度に理解がある、ボランティア精神豊富で慈悲深い店もあります。

一方で、奨学金をエサに若い労働力をかもれる都合のいい制度としてしか認識していない店もあります。

つまりどの社がこうだから良い悪い言い切れない部分があることや、全てに当てはまるわけではないことを認識してください。

まずメリットですが、

・他の制度に比べ高い額の奨学金を得られる

・基本的に年間業務を完遂すれば返済不要

・大学に限らず専門学校などでも対応してくれる

・一般的な非正規雇用労働に比べやや高度な各種技術を身に付けられる(原付運転や簡易整備、営業トークなど)

・原付などを使う場合事実上の厚生福利として通学や私用にバイクを借りることが可能
(店や地域環境による)

・親に頼らず学費が得られる(片親、貧困者のほか、私のように親と不仲な人間もいる)

・深夜勤務、学問との両立、睡眠時間少量などやや過酷な環境での労働を学生の内にすることで就職後に精神・体力的に鍛えられる(ただし同時にデメリットでもある)

デメリットは、

・体力が必須。なければ適応できない。

・乗り物やお金をよく扱う関係上事故や事件に巻き込まれかねない。

・店に慈悲や誠意がない場合、ブラック同然の状況におかれる危険がある。(奨学金を出さない等脅される)

・(会社によって奨学生の雇用の扱いは違う可能性もあるが)契約社員扱いの場合、店の無知によりアルバイトやパートと混同されボーナスが出されない可能性もある。

・学校か労働かの生活。(自由時間が得られにくい。ただし店による)

・成績に影響が出る(集金と試験が重なることがしばしば)

・わずかな時間で私生活をこなせない場合、健康の他、衛生環境が悪化しかねない。(個人の責任もあると私は考える)

・店から悪い生活環境が与えられる可能性がある(クーラーがない、水が錆び臭い、虫がわくなど)

・大学と所属する店以外の組織に所属することが禁じられるため(社による)、サークルや部活に入れない(よって必然的に交遊関係が持てない)

・酒が飲めない。(人による)

・授業の取り方に制限がかかる(夕刊ありの場合)

・業績悪化で店がフランチャイズ解除された場合、他に所属する店が決まらずトラブルに発展しかねない。

・クズな所長の場合、バイク事故などで怪我をしても隠蔽され、保険が降りない。また修理費を請求されるかも。

などなど、両者数えきれずですが、私自身の経験やTwitterでの同志の換気の声や愚痴、聞こえてくるトラブルなどで多いのがこのあたりですか。

最後に少々政治的な話にもなりますが、どうも新聞奨学制度を無差別に悪徳雇用制度と見なし「救済」の名の下各種妨害活動を行う弁護士、有志団体、政党があるようです。

先の通り配属された店によって労働環境は大いに異なりますし、罪無き店や一切苦しんでいない奨学生を巻き込むケースもありますから。

自分んとこにも、どこから嗅ぎ付けてきたのか無名な弁護士が来てしつこく聴取されました。(Twitterで名前を調べたら感情的な発言が目立つ、急進的活動をしている弁護士だった)

良識的な指導者のもと制度を必要とする人間もいますし(自分も)、現役で文句垂れる同志の中には要求が通らなかったり(営業をしなかったり労働量増やさずに給料倍加)、減給されるのも無理もない(遅刻や無断欠席、担当管轄で自身の不注意で解約するお客様が多数出現したり)のに店を悪者にしているようなものも多々あります。

ようは双方とも問題があるパターンが多く白黒つけにくいんですよ。(無論店が黒い例もある)

実際(確か)民事裁判になったものには、明らかに本人の不注意で原付で事故ったのに、積載量が店で一番多かったのと担当区域がかなり入組んでいたのを理由に雇用者に責任を求め和解金をもらった(実質上の勝ち)りしている、はぁ？というアメリカンな裁判もありますから。