解決済み
現場監督です。 残業200時間越えはほとんどないと思います。 しかしながら、繁忙期で100時間を超えてしまうのは当たり前の業界です。 では、なぜ残業が多いのかをお教えいたします。 ①新入社員でまだ現場になれておらず、仕事が溜まっていってしまう。 ・新入社員は雑務を押付られることが多いです。また、覚えることがたくさんあり、追い付いていけません。 ②大型現場にもかかわらず、担当業務が多い。人が少ない。 ・大型現場では、その業務量に合わせて人員を投入する必要があります。そのための経費は現場にはあるのです。 ③土日祝日の出勤時間はすべて残業扱いになってしまう。 ・繁忙期の現場では、休日という概念が無くなってしまいます。また、昼と夜の2交代で作業を行っているところが多いです。 ④残業をしないと生活ができない。 ・ゼネコンにもよりますが、大手ゼネコンに比べ、中小ゼネコンや派遣会社の基本給は15万円前後です。これに残業代が加わりやっと手取りが30万円を超えます。つまり、給料の半分以上は残業で成り立っているのです。100時間だと手取りで40万円程度です。 独身であればいいですが、妻子持ちの都内暮らしでは結構きつい金額です。 某競技場で自殺をしてしまった方はこの①②③に当てはまると思います。 ・これから先この腐った体制が改善されることはあるのでしょうか?今将来がとても不安です。 そう思えるあなたが変えていくしかありません。 余談ですが、我々労働者は36協定(さぶろくきょうてい)によって業務・残業時間が制限され、守られています。 就職したら、一度確認してみてください。 これを超過しての勤務は協定違反となり、労働基準監督署から会社が指導を受けます。
就職を予定している企業が直接、発注者とやりとりを行い、業界を牽引するだけの影響力あるスーパーゼネコンであるなら会社側に意思さえあれば改善の実現は可能でしょう。(国策で労働環境改善が議論されているので真っ先に絡む可能性もあります。) しかしその下に従う工務店や、発言力が高いとは言い難い中堅ゼネコン以降となれば発注者の言い分に振り回されますから待遇改善は困難でしょう。発注者が受注建設業者の労働環境まで慮る意識は育っていません。さらに悪い事に職人は貴方の都合と異なる彼らの都合を振り回します。だから土曜日だって出勤なのです。(この事の詳細は知っているとは思いますが。) 多勢を占める中小建設企業の過半が「腐った体制」である内は業界全体の改善は進まないでしょうね。他の質問もご覧なさい。「俺の苦労が普通だから、当たり前だから、お前もそれぐらい血と汗を流せ」って押し付ける人多く居るでしょう?あの気質も原因でしょうし。残業規制法令の猶予期間も他業界より長く設定してある点も気になりますね。
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