テルモと日本光電、フクダ電子を横並びで語るのは無理があります。 テルモは人工心肺や心臓の手術用カテーテルなど循環器系の医療機器に強みがありますが、売上高の多くはディスポーザル、つまり使い捨ての注射針や輸血用器具などあります。また、注射薬や点滴薬など医療用医薬品も多く取り扱います。 企業買収を重ねて大きくなった会社で、その営業分野は薬局で売られるような商品まで多岐にわたります。 一方、日本光電、フクダ電子はそれぞれ脳波計、心電計にトップシェアを持ちます。また近年はAEDの普及によって大きな利益を上げた会社です。 この二つのメーカーは、得意分野に特化した企業と言えます。 つまりスターバックスとファミレスくらいの差はある訳です。 ファミレスの方がスターバックスより売り上げが多いから、ファミレスの方が優良企業だと言い切るのに無理があると言うのは、理解してもらえると思います。 同じ医療機器メーカーで言えば、画像診断分野の会社についても同じことが言えるでしょう。オリンパスや富士フィルムは当然、日本での企業規模は大きいですが、日立メディコやGE、フィリップス、東芝メディカルの方が優位な商品も多数ありますので、どっちがいいとも言えないのです。 で、仕事の内容ですが、仮に医療用機器の分野の部署に配属されたとしたら、多くの場合仕事の基本は変わらないでしょう。病院をまわって、商品の説明やデータ集め、クレームの処理等々です。 フクダ電子、日本光電は、病院の新規開業の際、多くの病院が導入する様な機器を取り扱っていますので、病院開業の自体の支援を積極的に行っています。 もちろん会社がつぶれないと言う意味では、企業規模が大きければ大きいほどいいのですが、その分野で№1製品を持っていると言うことは、医薬品・医療機器業界では大きなアドバンテージと言えますよ。
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