東大や京大などの一流大学に入学して先生や先輩方を見れば分かりますが、 学問の世界では「どういう経歴の人が書いたか」は関心の対象ではありません。 彼らが関心の対象は「何を書いたか」です。 もちろん、中には研究論文を書かないタイプの「教授」もいて彼らは「誰が発言したか」、「経歴」、「権威」を気にします。 しかし少なくとも「英語で論文を書く学問」であれば、わざわざ経歴を気にする人はいないでしょう。査読も匿名で行われます。 「英米哲学」とは分析哲学のことですが、分析哲学や科学哲学を勉強されたことはまだないようですね? 分析哲学を作った三大哲学者の一人であるウィトゲンシュタインは工学部(航空工学)出身です。彼は工学部卒業後イギリスに留学し経済学者として有名なケインズとともに有名な「確率論」などの哲学的な議論をしました。その後彼は小学校教師、庭職人、建築士などの職を転々としました。 ウィトゲンシュタインはイギリス留学中に一本の短い論文を書いており、それが1920年代に「ウィーン学団」と呼ばれる数学者や科学者の集団の中で話題となり、ウィトゲンシュタインは哲学の世界に戻ることとなります。 哲学にせよ経済学にせよ数学にせよ、このような経歴を持つ方は少なくありません。ノーベル経済学賞候補だった青木は学生時代に逮捕歴がありますし、宇沢は東大数学科卒業後に保険会社に就職してから経済学者になりました。 「こういう経歴だと学者として受け入れてもらえないかな?」 という発想をする時点で学者には不向きだと思います。
実績次第じゃないの? 英米哲学ってわりと偏見の少ない領域だと思うけど(・o・)
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