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日商簿記2級商業簿記の本支店会計について質問です。本支店合併貸借対照表の商品の金額は期末商品棚卸高だけ書くんですか?なぜ…

日商簿記2級商業簿記の本支店会計について質問です。本支店合併貸借対照表の商品の金額は期末商品棚卸高だけ書くんですか?なぜ期首商品棚卸高の金額は書かないんでしょうか?具体的な例題なしですみません。この質問で意味が分かりましたらお答えお願いします。

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    合併貸借対照表の作成過程をイメージできればわかると思います。合併貸借対照表は、本支店の決算整理後残高試算表を元に作成されます。 まず、本支店の決算整理後残高試算表の仕入勘定、繰延内部利益の数字の確認ですが、仕入勘定は、内部利益を含んだ状態で仕入/繰商、繰商/仕入の仕訳の結果ですから、何の意味もありません。そこで整理後残高試算表の仕入勘定を次のように組み替えてやります。 期首商品棚卸高(借方)+当期商品仕入高(借方)-期末商品棚卸高(貸方) しかし、ここの期首商品棚卸高(借方)も期末商品棚卸高(貸方)も内部利益を含んだ状態での数字となります。 次に決算整理後残高試算表の繰延内部利益は、期首商品に含まれる内部利益ですので、決算整理後残高試算表の作成後、洗替えをおこない、次のように仕訳を切ることになります。 繰延内部利益/内部利益戻入←期首商品に含まれる内部利益 内部利益控除/繰延内部利益←期末商品に含まれる内部利益 ここまで処理を行った後、洗替えた内部利益(戻入・控除)勘定により、合併損益計算書に表示するために期首・期末商品棚卸高を直接的に調整してやります。 [期首商品棚卸高(借方)-内部利益戻入] +当期商品仕入高(借方) -[期末商品棚卸高(貸方)-内部利益控除] さらに、合併貸借対照表に表示するために、 仕入/繰商、繰商/仕入をおこなった結果、内部利益を含んだ状態の繰越商品勘定から上の繰延内部利益勘定を直接控除してやります。 そして、対照勘定(支店売上・本店仕入・本店・支店)を、それぞれ相殺消去してやれば完了です。 ということですので、決算整理後残高試算表の仕入勘定から合併損益計算書を作成するために以下の組み替えたのが必要となります。 [期首商品棚卸高(借方)-内部利益戻入] +当期商品仕入高(借方) -[期末商品棚卸高(貸方)-内部利益控除] 合併貸借対照表を作成するには、繰越商品勘定は、そのままでは内部利益を含んだ状態ですので、洗替えた後の繰延内部利益を直接控除してやらないと内部利益を調整できません。 合併貸借対照表の(繰越)商品の金額は、このような過程をへて、決まりますので、期首商品棚卸高の金額が記載されないのは明らかですね。 なお、帳簿締切上は合併財務諸表作成上、相殺消去させた照合勘定や繰延内部利益は、そのまま残高勘定や損益勘定に残ったまま帳簿は締切が行われます。

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