専門学校の子は辞めやすいというのは、パン屋の現実を知らずに来る子が多いのがひとつと、あとは専門学校卒の方が、大手のパン屋に社員として受かりやすいからです。 まずパン屋は大変な力仕事の部分と繊細な部分と精神的な面など様々に求められる要素があります。しかし専門学校は、お金を払って技術を教わるいわゆるお客様扱いされて来たのに対して、仕事場では技術を教わる姿勢でいると、だれも教えてくれないので思っていたギャップを感じて辞めてしまいます。 仕事場ではお金をもらっているのだから技術は自ら教わりに行き、あるいは他人のを見て技術を盗む姿勢が好ましいのですが口をあけてれば餌をもらえる専門学校育ちにはそれが難しいのです。 もうひとつは、大手チェーンだとまず将来的に役に立つかを重視するので、採用してから数か月~2年に他県の別の店に飛ばされます。それで一人暮らしでもきちんとその会社に勤められるような人ならいいのですが、地元を離れるとやっていけないような子は将来的にも期待が持てないため(職人不足の店に派遣できないので)結局は自分から辞めてしまうのです。 おススメは大手チェーン店です。冷凍生地成形よりもオールスクラッチの方が鍛えられます。いろいろな店を回ってもいいですが、個人店は当たり外れが大きいしそもそも売り上げが悪い個人は人を雇っていないところが多いです。 有名なある程度大きいお店の個人店ならいろいろ学べると思います。 この業界は入れ替わりが激しいです。仕事についていけない子たちはすぐに別の業種に行ってしまいますが、それもその人が向いていないのですが、仕方がないことだと思います。 専門学校の同期は今でも製菓系を続けているのは3人しかいません。 よっぽどの覚悟がないと、どこへいっても何も身につかないです。 本気で頑張りたいなら、きちんと自分の気になる店に直接足を運んで、もし雇ってもらえたらどのような仕事があるかをあらかじめ聞いておくのもよいと思います。 今そういった地道な努力をせずインターネットの情報だけで判断する子も非常に多いので、自分でできることを進んで見つけて、それをあなたの糧にして前に進んでほしいと思います。
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