解決済み
経営学と商学は、広義には同じ分野として捉えられることが多いです。 実際、日本には「経営学部」と「商学部」が存在しますが、学ぶ内容はほとんど同じです。 しかし、狭義には少々異なっています。 経営学は、(企業)組織内で起こる現象や「なぜ」を解明する学問です。 企業がモノを生産して売り出すまでの過程には、様々な出来事があります。上司とのやりとりや、意思決定、会議、もっといえば生産管理や人事、資金調達など、基本的には組織の中で行われます。 経営学は基本的にこのような現象に焦点をあてています。 例えば、経営管理論、経営組織論、経営戦略論、生産管理論、人的資源管理論、財務管理論などがこの領域です。 一方、商学は(企業)組織外で起こる現象や「なぜ」を解明する学問です。 企業内でつくったモノを売るためには、市場や消費者に働きかける必要があります。ここには様々な工夫が必要です。こういう「商い」の現象を研究するのが(狭義の)商学です。 例えば、マーケティング、消費者行動論、流通システム論、保険、金融などがこの領域です。 経営学と商学は、広義には同じ意味で捉えられることが多いですが、狭義には少し違った意味合いがあります。 しかし、一般に日本の大学で「経営学部」を卒業していても「商学部」を卒業していても、「ああビジネスについて学んだんだな」と捉えられることがほとんどだと思います。ほとんど違いはありません。 会計学は、少し次元が異なってきます。 企業で働くサラリーマンは、企業の業績や売上をメモしておかなくちゃいけません。 これは法律で決まっている上に、株主からお金を支援してもらうためには必須です。 この「メモ」を巡っておこる様々な「なぜ?」を研究するのが会計学です。 簿記はこの「メモ」のやりかたを教えてくれるものです。だから実務に近い分野です。会計学は実務というよりも、「メモ」を巡って起こる様々な「なぜ」を研究するものです。 一般に○○学というのは、「なぜ?」を解明するためのものだと考えてください。
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