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日商簿記2級の問題です。

日商簿記2級の問題です。月初仕掛品および月初製品の在庫はない。 また、直接費はすべて変動費として計算する。 1.当月の生産・販売データ 生産データ 当月完成品量 4,500個 月末仕掛品量 1,500個(0.6) 販売データ 当月製品販売量 3,900個 月末製品在庫量 600個 2.当月の原価データ 製造原価 直接材料費 1,500,000円 直接労務費 1,620,000円 変動製造間接費 810,000円 固定製造間接費 2,700,000円 販売費および一般管理費 変動販売費 195,000円 固定販売費 75,000円 固定一般管理費 525,000円 注・直接材料はすべて工程の始点で投入される。 問1 全部原価計算方式により仕掛品勘定を完成 問2直接原価計算方式により仕掛品量勘定完成 問3直接原価計算方式により損益計算書を完成 問4問3をもとに当月の損益分岐点売上高を求める 答案用紙は下のような感じです。 答案用紙のカッコの部分の計算式、答えを教えていただけるとありがたいです。よろしくお願い致します!

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    まずは考え方から。 製造原価を原料費と加工費に分け、加工費の月末仕掛品に関しては加工進捗度を加味した完成品換算数量を計算します。 この場合の原料費は直接材料費です。そして、加工費は直接労務費および製造間接費が当たります。 問1.全部原価計算 全部原価計算は製造原価のすべてを仕掛品に投入して計算していきます。 まず原料費についてです。「直接材料は工程の始点で投入される」とありますから、完成品も仕掛品も1個当たりの材料の投入量(額)は変わりません。ですから月末仕掛品の数量がそのまま使用できます。 完成品数量は4,500個、月末仕掛品数量は1,500個です。月初仕掛品はないので、当月投入の材料費1,500,000円を完成品と月末仕掛品に按分していきます。 1,500,000円÷(4,500個+1,500個)=@250円 これが1個当たりの直接材料費です。 つまり 完成品(直接材料費):@250×4,500個=1,125,000円 月末仕掛品(直接材料費):@250×1,500個=375,000円 となります。 次に加工費についてです。 加工費は加工の進捗度にしたがって費用が加算されていきます。月末仕掛品は60%の進捗度ですから、月末仕掛品には60%分の加工費(労務費、製造間接費)しかかかっていません。つまり、月末仕掛品1個は完成品0.6個と同じ加工費と言えます。これを完成品換算数量と呼びます。今回の月末仕掛品数量は1,500個ですから、完成品換算数量は 1,500個×0.6=900個 となります。 ですから、加工費を完成品、月末仕掛品に按分する際にはこの完成品換算数量を用いて計算します。 つまり 完成品数量は4,500個、月末仕掛品900個 です。 まず、当月投入の直接労務費1,620,000円を按分します。 1,620,000円÷(4,500個+900個)=@300円 これが1個当たりの直接労務費です。 よって 完成品(直接労務費):@300×4,500個=1,350,000円 月末仕掛品(直接労務費):@300×900個=270,000円 そして、当月投入の製造間接費を按分します。ここでは全部原価計算で行うので、変動製造間接費810,000円、固定製造間接費2,700,000円の合計3,510,000円を按分します。 数量については直接労務費で行ったように、完成品換算数量を用います。 3,510,000円÷(4,500個+900個)=@650円 よって 完成品(製造間接費):@650×4,500個=2,925,000円 月末仕掛品(製造間接費):@650×900個=585,000円 となります。 以上、を合計した金額が答えです。 完成品:1,125,000+ 1,350,000+ 2,925,000=5,400,000円 月末仕掛品(有高):375,000+ 270,000+ 585,000=1,230,000円 問2.直接原価計算 直接原価計算による場合は、固定費を仕掛品の計算に含めません。 この問題の場合、直接材料費、直接労務費、変動製造間接費だけで計算していきます。つまり、問1で行った計算のうち製造間接費の計算だけが異なってきます。 変動製造間接費は810,000円ですから、この金額を完成品と月末仕掛品へ按分します。数量は問1で求めた数量と同様です。 810,000円÷(4,500個+900個)=@150円 よって 完成品(変動製造間接費):@150×4,500個=675,000円 月末仕掛品(変動製造間接費):@150×900個=135,000円 となり、問1で求めた直接材料費と直接労務費の結果と併せて 完成品:1,125,000+ 1,350,000+ 675,000 =3,150,000円 月末仕掛品(有高):375,000+ 270,000+ 135,000 =780,000円 が答えになります。 問3.直接原価計算方式による損益計算書 製品に関しても月初製品がありませんから、上記問2で求めた当月完成品原価が売上原価、月末製品に按分されます。 当月完成品4,500個(3,150,000円) 当月製品販売量3,900個、月末製品在庫量600個 なので、 3,150,000円÷4,500個=@700 が製品1個当たりの売上原価です。 よって 変動製造原価=@700×3,900個=2,730,000円 これに変動販売費195,000円を加えた2,925,000円が変動費の合計となります。 売上高-変動費=貢献利益ですから、 貢献利益=7,800,000円-2,925,000=4,875,000円 ここから固定費合計額3,300,000円を差し引いた1,575,000円が営業利益です。 問4.損益分岐点売上高 損益分岐点売上高とは営業利益が0となる売上高のことです。 貢献利益-固定費=営業利益 ですから、 貢献利益=固定費 となる売上高のことです。 固定費は3,300,000円ですから、3,300,000円の貢献利益を得られる売上高のことです。 今回、売上高7,800,000円に対して、貢献利益は4,875,000円でした。 貢献利益率= 4,875,000÷7,800,000=0.625です。 つまり、売上のうち62.5%が貢献利益になる計算です。 したがって、3,300,000円の貢献利益を得るためには 3,300,000円÷0.625=5,280,000円 の売り上げを上げればいいことになります。これが損益分岐点売上高となります。

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