最近長時間労働が話題になっていますが、なんだかわからないことだらけです。 自分の周りにはサラリーマンという人がいません…

Question

最近長時間労働が話題になっていますが、なんだかわからないことだらけです。
自分の周りにはサラリーマンという人がいません。田舎に住んでいるからでしょうか。第一次産業が盛んといいますか、それ以外にも働くところは沢山ありますが、スーツを着て出勤なんてところは市役所学校くらいです。
サラリーマンとはどんな仕事をしているのでしょうか。
何故残業をしなければならないほどの仕事を個人に用意するのでしょうか？
極端な場合過労死するほど仕事をするようですが、そんな明らかに無茶な仕事をこなす義務があるのでしょうか。
また、話は若干逸れますが有給休暇を取らない方がいるそうですがそれは何故でしょうか。有給休暇を取ると左遷される、などといったペナルティーでもあるのでしょうか。それは違法ではないのですか？
無知な自分に教えて下さい。

Answer 1

今回の「電通」の件は、少し「時間外勤務」の問題とは異なる要素もあるように思います。
それは別として、一般企業の場合、２つの労務行程があります。一つは「現業部門」と言われる仕事で、これは工場などで生産に関わる仕事ですね。この部分では、工場が稼動している間だけが仕事時間ですから「残業」と言うことは滅多にありません。
もう一つは、相手が人間に関わる部門です。交渉相手が人間である以上、相手との時間調整もありますし、担当するものがある限り、それは何時間・何日掛ろうが自分で処理すべき仕事です。幾つかのテーマや処理を複数抱え込んでしまうと、１日が２４時間あっても足りないと言うことは普通にあることなんです。
それで「根を上げるか」「何とか凌いで行くか」で、サラリーマンって評価されるんですよね。しかも「完成度」もその評価には含まれています。
広告代理店の営業の仕事のひとつの典型的なスタイルで説明しましょうね。
広告代理店と言うのは、テレビや雑誌などに広告を出すためにその仲介をする会社です。公告を出したいと言う会社もあれば、広告を載せたいと言う出版社やテレビ局もあります。ただ、両者とも「どんな公告にするか」と言う具体的な写真やビデオはまだ有りませんよね。それらの区画や媒体を取り持つのが「広告代理店」です。例えば
私が良く知っている雑誌の世界にしましょうね。
何月何日の○○と言う雑誌にどれぐらいのサイズの広告を出しますかと言うことから始まります。そこで「出稿費用」交渉が始まり、どんな広告を出すかが検討されます。既存のフィルムを使うのか、新しいものを撮影するのかが検討され、新しいものとなると、モデルの押さえからスタジオやカメラマンの押さえまでが必要になります。デザイナーも必要ですね。それらを統括するのも「広告代理店」の担当者です。もちろん、「広告主」の意向も反映しなくてはなりません。そして、雑誌の版下入稿までには、その広告の版下を上げて出版社に納入するのが仕事です。
とても９時～５時の勤務時間でこなしていける仕事ではないんです。
もし電通の本社にいてはいけないと言う事が徹底されたら、彼らはきっと外部のデザインオフィスや印刷所などで、時間外労働をすることになると思います。
私の子供は一般企業の「エンジニア」です。会社では常に「新商品」の開発と発売を行っていて、それが会社の体力を維持しています。
ですから、エンジニアは休むことは有り得ません。毎日家に帰ってくるのは深夜です。平均で言えば１２時過ぎです。休日も出勤するので、月の残業時間は１００時間を軽く越えていると思います。何故、それが必要かと言うと、事前に「発売日」と言うのが発表されているからなんです。
「発売日」までに少しでも不具合をなくしておきたいと言う努力をします。それでも不測の不具合は発生します。ソフトウェアの技術者は、最後まで不眠不休で努力しているものなんです。

Answer 2

残業は時間内に仕事がおわらないから。
つまり、その労働者が無能なだけ。

いくら残業しようが、労働時間が長かろうが人間は死なない。
勝手に自殺しただけだ。

決まった休みがあるんだから、有給なんていらないと経営者は思っている。

左遷させる理由なんて、いくらでも後付けできる。