解決済み
突然のリクエスト失礼します。当方、某帝大(非東大)法学部2年時の者です。今現在進路に迷っており、国家総合職と法曹で迷っています。中でも、公正取引委員会キャリア(現時点第一志望)もしくは検察官が今現在特に志望しているところです。政策と法執行が両方できる点・競争市場の秩序を築き日本の産業の発展に貢献できる点・社会をよくできる点に魅力を感じました。その次として警察庁、経産省、国交省など他省庁や弁護士を考えています。 今現在は憲民行政法と刑法について基礎レベルを1週終えたところです。今後の方針としては、予備試or法科大学院入試水準を目指して法律の勉強をしつつ、4年次に国家総合職試験を受けて公取の内定を目標として、難しければローを受ける方針で考えていたんですが、周りからは取りあえず司法試験を目指すことを勧められます。公取は院卒や法曹資格者が好まれ、独禁法をやっていれば法曹になってからも公取で働く機会はいくらでもあるかららしいです。またやりがいに関しても、独禁法は時代によって規制緩和と強化を繰り返しており、今後の見通しはわからないと聞きました。ちなみに、独禁法は現在入門書を眺めている程度です。 霞ヶ関にいらっしゃったtoxin0120さんからみて、公取、若しくは他省庁では、ローや司法試験を経て官僚を目指すのと学部卒で目指すのにメリットデメリットや何か違いがあるのでしょうか。また、この自分の状況に対して何かアドバイスがいただければと思います。
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リクエストありがとうございます。 まずは官僚の今後について。 コンプライアンス重視の流れは官界にも波及し、 法的な素養のない官僚は生き残れない時代になります。これは実例があり、第一次大戦後の大正デモクラシー時代に平沼総理を含む検察官が登用されていきました。これは民間活力が盛んになり資本蓄積のためある程度自由にやらせつつ明確なルールの下に譲れない規制は強力にするためでした。 恐らく前列踏襲の官界ではこれを想定していくでしょう。もはや日本の国内産業はこれ以上伸びず維持するか緩やかに下降していく、生き残るための資本維持競争が独占を目指し(既にホールディングス形態で活発化しています)法的な問題として浮上する。公取委の重要性は増していくと思われます。 官界で威を持つのは1、東大2、入省年次3、専門家です。123全部持ちは最強ですが最近官界に来ません。 どれか一つあれば出世します。 ご質問の司法試験組は、大学在学中に合格しただけでも優遇されます。これは昔も今も変わりません。予備試験の旧司法試験化により現役合格組は非常に少なく珍重されますから。ロー組は難関かどうかによります。東大京大一橋、せいぜい慶応?。早稲田はダメ。 信用失っています。入っても先行き暗いです。 ロー出て既習に在学中合格→修習一年、25歳。院卒採用扱いで、あとは専門知識次第。 年をとるごとに採用&出世はしにくくなります。 さらに修習一年は無収入。これが厳しいです。 公取は検察官や裁判官、財務省から人が異動してきます。だいたいは予備試験合格者やロー出です。経済専門もいますがここでは省きます。希望して異動もあれば希望しない場合もあります。希望しても行けない場合が多いです。ここがポイント。 公取に入るためには1,公取に新卒で入る。2,他省庁に入り異動する。(3民間から専門家として招かれるもありますが省略)の2つがあります。12共に法律の知識素養ないと入れません。 さらに1ダメ2ダメの場合も考えねばなりません。 公取しか考えてないと現在の省庁からも役立たずになります。検察官なら特捜部、法務省や警察庁なら立法政策や調査に役立ちそうです。つまり、このあたりなら法曹資格あれば潰しが利くということです。 官界人事はかなり狭き門ですので、常に複数の選択肢を考えその時の最善を選ぶのが近道になります。東大に比べて情報も実績も信用もない他大学が挑戦するなら、リスクも考え安全策もとりましょう。 文を拝見する限り、官界に身をおくのが第1で、その中にやりたいことがあるように思われます。でしたら、まずは官界に確実に入れる道を考えましょう。 司法試験予備試験レベルの法律知識、総合職レベルの(ローの教養試験レベルの)教養試験勉強をし、大学3年で総合職合格目指す(ダメなら4年) 、大学4年で総合職に上位合格&予備試験合格。だいたいこれでそこそこ独禁法か金商法の専門知識あれば受かるように思います。だめでも卒1で司法試験合格か難関ロー入学→検察官採用ありますし。 公取はたしかに緩和、引き締めを繰り返して経済界を コントロールしてきました。日銀に近い役割をしています。そのときに見合う、または先行き睨んだ優秀な人材をバランスよく採用し、足りなければ他から採用しています。質問者様の思想がどちらにあるにせよ、優秀(説得力ある考え方)であれば採用されます。 まずは優秀な人材と見なされるために、試験勉強&独禁法の解釈と政策の実際を学んでみましょう。 大変長くて申し訳ありませんが、こんな感じです。 参考になれば幸いです。
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