解決済み
私は、放送大学を卒業見込みで放送大学大学院の試験を受けるのですが、職場の方でオーナーから仕事に関係のある商学部の大学院に進学してはどうかと勧められました。どこもそうですが商学部の募集定員は少なく、外国語もあるため私としては今の学力では不足しているのではと思い、一度選択肢には入れていたのですが、回避することに決めて放送大学大学院の試験を受けることを選択しました。 実際、職場のオーナーは税理士ですし、大学院にはコネも持っておられるようです。さらに私の就労形態はパートタイムであり、商学部に進学すればスタッフの道も開けるとおっしゃってもらいました。 ですが、私としては人生の目標としてどうしても数学と情報について一定の理解を得たいと考えており、自身の学力で合格でき、働きながらでも通える放送大学大学院に進みたいという望みを捨てきれません。 更にオーナーから大学院の後のキャリアについて非常に厳しいご指摘を頂き、2年間の遅れを考えると非常に迷ってしまいます。また、職場の仕事と無関係な趣味的、教養的な自身の勝手な希望で大学院を選ぶことによって、オーナーや上司の方々に迷惑をかけるのではないかと思うと不安になります。 そこで質問です。 放送大学大学院の試験は受けてはよいとおっしゃって頂いているのですが、これに受かったとして春季の商学部の募集に応募すべきでしょうか。そしてこれから数年はこの商学部での論文と職場でのキャリアアップと資格取得に専念すべきでしょうか? それとも無理は承知で放送大学大学院から先の展望にかけるべきでしょうか? 最終的には自己判断となりますが、選択の指標としたいと思い質問させていただきました。 ちなみに私は日商簿記検定1級を持っており、商学部から先は若いころ挫折した税理士の資格が展望に入ると思います。一時期興味を失ってしまった商学にどう打ち込んでいいのかも分かりませんし、正直、受かるとは強く信じけれないのです。 アドバイスと回答をお願いします!
616閲覧
具体的に大学院で何を研究したいのでしょうか? 「数学と情報」の中で何について研究したいのでしょうか? 具体的なテーマがないと修士論文が書けませんよ。 そもそも大学院の受験には”研究計画書”の提出が必要です。自分の学術的な経歴や背景、問題意識などに基づいて、研究したい具体的なテーマを立て、文献資料の一覧などの材料を提示し、何年かけて、どこまで深め、どんな意義のある研究となり、どんな道筋で論文が出来上がるのか、そういった「地図」を指導教員に提案するわけです。受け入れ側は提出書類の内容、筆記試験と面接の結果で総合的に合否を判定します。 ですから、最低限のテーマがはっきりしている必要があります。まだ文献が揃っていない状況だと2年で修了するのは厳しいです。法律・制度上、学科科目の単位修得も必要ですが、それは実態的にはオマケです。実際は、指導教授とのゼミ、指導教授が与える課題(単位とは無関係の)、論文のダメ出しと直し(添削指導)こそが中心で大切なのです。大学院は研究して論文を書く場所、研究者を育てるアカデミズムの道場であって、知らないことを教えてもらう学校ではありません。入学してから勉強して何かテーマを見つけるような姿勢では修士論文は書けないし、書けたとしてもモノになりません。 一方、会計大学院のような専門職大学院は論文よりもその道でのスキル・アップ、ステップ・アップが目的です。端的には、会計学に習熟して会計のプロや税理士、公認会計士などを目指す場所です。こちらはアメリカ的な実学系です。 一般大学に在籍した経験がお有りでしたら、ご承知と思いますが、放送大学の学部は高校の延長のようで、大変楽でゆるいです。一般大学の通信課程と比べてもゆるいです。すべての科目が録画/録音で講義があり、教科書も高校の参考書のように懇切丁寧に書かれていて大変わかりやすいです。そのこと自体は非常に素晴らしいことで、知の解放に大いに役立つことです。 私も今年初めて選科履修生で放送大学で哲学系科目を学び始めました。今、在籍している通信課程の大学の哲学史の教科書に挫折したからです。他の科目と比べてあまりにもわかりづらく、3回読んでも理解できない以上、教科書自体の問題なのは明らかです。履修者が極端に少ない科目で、何十年も教科書が更新されず放置されたままです。 放送大学の教科書は大変わかりやすく、教科書だけで理解できたので、講義の方は全然聞きませんでした。それでも通信指導は余裕でパスし、試験も楽勝でした。また、過去問が公開されているのにはビックリしました。誰もが気軽に学べる大学です。そのこと自体は国民の福祉に寄与することです。 しかし、こういう恵まれた環境は、学問的にはダメな環境です。楽をし過ぎてしまうからです。これに慣れてしまうと、まともな学問はできなくなり、アカデミズムからは遠のきます。大学院はアカデミズムの砦なので、いわば、この対極にある存在です。こういう環境から大学院に進むのは大きなギャップがあると思います。但し、放送大学の大学院の実態を知らない私には、判断できません。もし、放送大学の大学院も学部と同じやり方であるなら、ギャップはないのかもしれません。 余談が長くなりました。 漠然とした興味だけで、明確なテーマがないのであれば、大学院は不向きです。 反対に、キャリア・アップを目指すのであれば、会計大学院は良い選択肢です。 ご自分の人生設計に照らし合わせて、ご判断してください。 生涯学習での「数学と情報」であれば、北海道に通信制の大学もありますよ。 放送大学よりは専門的なはずです。
< 質問に関する求人 >
簿記(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る