病院の薬学実習生の日々のレポートがひどいです。 実習内容の羅列に加えて、すごいと思った。とか心配だった。とか本当にただ…

Question

病院の薬学実習生の日々のレポートがひどいです。
実習内容の羅列に加えて、すごいと思った。とか心配だった。とか本当にただの感想文しかかいてないです。
普通レポートとかだったら考察文を書いたりするものですよね。さすがにこれだと後々の実習評価に影響してしまいそうです。

実習生を持つのは初めてなんですが、なんといって注意すべきでしょうか？
ビシッと全部書きなおさせて再提出か、やんわり指摘して次回から修正させるか。
どのようなやり方がベターだと思いますか？
職員の先輩からも話は聞いてますが、参考に色々な方の意見を聞いてみたいです。
よろしくお願いします。

Answer 1

門外漢ですがお答えします。

薬学部に入れる実力があるわけなので、相対的には頭の良い学生なのですが、根本的に考える力がないのです。いろいろ理由はあるのでしょうが、それを追及しても解決にはなりません。

先ずは、レポートの意味、目的、必要な内容の要件などを明示し、こうした基準に満たないレポートは”実習評価として不合格”であることをきちんと周知徹底することが必要です。

つまり、レポートは単なる課題ではなく、”報告書”であるという意識を植え付ける必要があり、この意識がなければ、実習における作業自体が無意味であることを自覚させる必要があります。

感想文ではなく、具体的に、必要な項目として何を書く必要があるのか、どういった考察が必要なのかを明示しなければ、思考力や想像力が欠如した学生には、そもそもレポートが書けないのです。

ですから、実習生に対して指摘する内容は”全部書きなおせ”、”再提出”になるわけです。もちろん、何がダメで、何が不足し、どんな問題があるのか、”赤ペン先生”のように添削指導しないと、ただポカンとして途方に暮れるだけです。元々頭は良いので、中には勘違いしてイジメだ、パワハラだと思い込む人間も出て来ます。知恵袋で「病院の実習指導員がひどいです、どうしたらいいでしょう……」と質問を投稿することでしょう。

ですから、精神的に未熟で幼稚な実習生に対する”言い方”には工夫が必要です。言い方として、”やんわり”でないと直ぐに心が折れ、砕け散り、鬱病になります。

見本(模範解答)を提示するかどうかは微妙で悩ましいところですが、思考力のない学生は判で押したように見本どおりに何も考えずに書いて提出する蓋然性は高いでしょう。

ＮＨＫの「ＬＩＦＥ！〜人生に捧げるコント」にムロツヨシさんが演じる、平成の指示待ち妖怪・”どうしたろうかしゃん”というキャラが出て来ますが、あんなノリの学生が多いのです。