労働契約書に関して 半年後とに労働契約書を結んでいます 6月に新しくなって7月から12月までの契約を結んだばかり…

Question

労働契約書に関して

半年後とに労働契約書を結んでいます
6月に新しくなって7月から12月までの契約を結んだばかりです。
ですが、先日同じところに勤めてる方が7月の時給は上がってたらしいのですが、上司が巡回に来た際に条件が満たされてないから、元の時給に戻せと言われたみたいでなにも言われず8月から時給にが元に戻ると言われたみたいで、契約書も書き直してないらしいのですが、これは違反ですか？

Answer 1

会社側が錯誤または事務的なミスによる労働契約の提示をしてしまい、それを正当に訂正したい場合、会社は労働者にその理由をきちんと説明して、契約のやり直しをしなければならないでしょう。

過払い分は民法上の一般不当利得となり、会社側には返還請求権が生じます。
会社側のミスなのに「不当利得」と言われるのは納得がいかないかもしれませんが、これは「法律上の原因なしに他人の財産又は労務により利益を受けている者」という意味です。
過払いを受けた側の行為が悪いという意味ではありません。

しかし、細かく言うと、過払い分につき善意(会社のそもそものミスを知らなかった)か悪意(会社のそもそものミスを知っていた)かで、また微妙に対処は変わります。
判例では、支払われた側にも、給与が正しく支払われているかどうかをチェックする義務はあるとされています。

問題は、過払い分をどのように会社に返還するか、で、会社側が勝手に過払い分をこれから先に支払われる給与から控除するのは、「給与全額払いの原則」に反するため、違法です。
別途、全額または分割で会社側に返還することになります。
しかし、労使協定がされていた場合、また会社側と労働者双方に同意がなされていてば相殺することは判例で認められています。

過払い分の返還請求がされなければ返還しなくてもよいと思いますが、時効にかからない間は会社側に請求権がありますので注意が必要です。