解決済み
消防の方が使っている空気呼吸器というのに付いているボンベに4Lと8Lがあると聞きました。そこで質問なんですが、活動時間は同じなのでしょうか? すみませんが詳しく教えてください。
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現役の消防官です。 空気呼吸器のボンベは、容量が色々ありますが、活動時間は「同じ」とは言えません。 まず、ボンベの素材によって、充填できる圧力が違うんです。 私が消防に入ったころは鉄製の150kg/cm2(15MPa)タイプでした。 しかし、最近はFRP製のボンベもあり、充填圧力も300kg/cm2(MPa)と高圧になっています。 単純に考えると使用できる時間は充填されている空気の量、すなわち(ボンベの容量)×(充填圧力)になります。 実際の現場では、濃煙の現場から屋外などに退出するために必要な空気量を引くわけですが。 しかし、単位時間あたりに消費する空気の量は個人差があります。 また、マスクがデマンド型(陰圧式)か、プレッシャデマンド型(陽圧式)かによっても変わります。 デマンド型は、使用者の吸気によってマスク内の圧力が下がるのを感知してバルブが開き、マスクに空気が送られるもので、プレッシャデマンド型は常にマスク内に弱い圧力をかけて、マスクと使用者の顔の間に隙間などがあっても、有害な煙などを吸わないようになっています。 必然的にプレッシャデマンド型は空気の消費量が増えます。 こういう、色々な要因によって、使用時間がかわります。 ただ、現場の職員としては「少しでも長時間の活動が出来るようにして欲しい」わけですから、「容量が多くて、充填圧力が高く、軽いボンベ」が欲しいですし、メーカーもそれに応えるようにしています。
私の所属では4リットルボンベの方が高い圧力で空気を注入してあるので、両方のボンベの活動時間は同じくらいになっています。 聞いた話ですが、4リットルボンベの方が同じ量の空気を注入するのに高い圧力をかけなければならず、頑丈にできているらしいです。そのため高価なので購入担当者は8リットルボンベを購入したがっているらしいです。 今はカーボン繊維製で昔に比べれば軽量にできているようですが。
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