医学部の医者以外の進路 アイドルが国家試験が残念で卒業して来春の試験を受けるという記事がありました。

Question

医学部の医者以外の進路

アイドルが国家試験が残念で卒業して来春の試験を受けるという記事がありました。それで気になったのですが、医学部の方というと医者になるために６年頑張るものと決めつけていました。
医学部を卒業後の医者以外の進路はどんなものがあるのでしょうか。また、その割合がわかれば教えてください。

補足

回答ありがとうございます。
色々道があるようで、ないような・・・。
記事にあったアイドル氏のように、卒業して浪人で医師国家試験を受ける方も結構いるのでしょうか。

Answer 1

国家試験の合格率は90％ぐらいですから10％は国試浪人ですよ。
昔は、私立大学医学部の入学者の学力が低かったため、一部の私立大学の国家試験合格率は50％以下、全体の合格率も80％以下でしたから国試浪人も多かったです。

なお、問題のアイドル氏は、旧帝大の医学部ですね。実は旧帝大の医学部のほうが、卒業試験や授業の出席などが厳しくなく、旧帝大だからアイドルのような仕事と両立出来たとも言えますし、国家試験に不合格になったともいえます。
旧帝大の医学部は、国家試験対策は学校ぐるみでは行っていないので、こういうふうになるのです。特に、今年の九州大学は86.8％とかなり悪かったですね。卒試で2人ふるい落としているのにですね。

臨床医以外の進路ですが、受験産業、医系技官(厚労省)、基礎医学教官、教育学部教官(小児科医の経験があったほうが良い)、医学以外を教える大学教官(統計学など)、会社経営者などが、私の知人の中にいますが、全体の1％以下です。

Answer 2

alto9293さん
医学部の医者以外の進路
…

医師国家試験は、順位が下から約１割の人を落とす競争試験になっています。必ず約１割が落ちます。毎年800人ぐらいでしょうか。
試験は年１回しか実施されませんから、落ちたら１年後に再挑戦するだけです。
一般に、大学入試の時点で高偏差値とされている大学ほど、医師国家試験対策は勝手にやって下さい…というスタンスで、旧帝大なら尚更だと思います。他の人も書いている通り、高偏差値大学ほど授業の出席に甘い傾向はあると想像します。

医学部６年生の１年間は、大雑把に１年間の前３分の１が臨床実習、中３分の１が卒業試験シーズン、後３分の１が国家試験対策のための自習期間となっています。中には卒業試験のない大学もありますが。
臨床実習は緩いです。
卒業試験は数日おきに試験が計30科目ぐらいあります。
国家試験対策は自分で勉強するか友人とグループ学習するかで、この時期には授業はありません。

医学生とはいえ、片手間にアイドル活動はできるかもしれませんね。

国家試験に合格すると、予めマッチングでマッチしていた臨床研修指定病院に初期研修医として就職します。２年間の初期研修を終わらせていないと保険医登録ができませんので、ほとんどの人はサッサと初期研修を終わらせることを第一に考えると思います。

ごく稀に、医師以外の職に就く人もいるようですが、仮に途中でやっぱり医師になりたい…ということになった場合、もちろんそれは可能ですし、研修病院を見つけることは難しくありませんが、そこから２年間の初期研修となります。
医学部卒業後、マッキンゼーとかに就職した人もいるらしいですね。
ただ、全体としては１％もいないと思います。

厚生労働省医系技官になるとお書きになっている回答者の人がいますが、今は医系技官とはいえ、２年間の初期研修を済ませてから入省というパターンになっています。

Answer 3

他の方がいろいろ回答して下さった中にないので言えば、厚生労働省の官僚になる人もいらっしゃいますよ。
医師免許取得後の研修受けてない人なんて医師じゃないもどうぜんですが。。

Answer 4

国立はそうですが、医学部に保健学科や医療技術学科などがあるんです。
だから、看護師、保健師、助産師、臨床検査技師なども医学部です。
それらは4年制です。
私学でもそういう医学部があると思います。

医学部出て、医師免許なしでは、ブラックジャックじゃあるまいし、もう何もないですよ。医局にも入れないし、製薬の研究職でも、医師の試験にも受からないなら、採らないでしょう。

東大医学部卒で、医師免許なしで文筆家というと、加藤周一、安倍公房などがいます。