社労士試験の合格率がかなり低いというのは、H27年の試験(2.6%)のことですね。これを見る限り、社労士試験が急激に難しくなったと思われている人が結構いるようですが、違います。 なぜかというと、選択式で多くの受験生が基準点割れをした科目(労災、国年)に対し、救済がされなかったためです。さらに、0点や1点が続出した科目(労一)の救済を2点にとどめたことも原因です。 実際、択一式は、例年よりやや難しい程度でした。つまり、本来の社労士試験であれば、まず合格していたであろう受験生の大半が、選択式で足切りに遭い、不合格となってしまったのです。 社労士試験の選択式は、確かに運の要素が強いです(特に今年度)。合格まで平均3~4年かかると言われています。それでも、相当な難易度です。 ざらに10年選手がいるというのは、司法書士試験の方ですね。 はっきり言って、こっちは難しすぎます。 司法書士試験の合格率は、常に2~3%を推移しています。易化傾向といっても、社労士試験のように合格率が急激に変動したわけではありません。 社労士試験は「司法書士試験とそこまで難易度は変わらない」 のではなく、 「社労士試験と司法書士試験との難易度の開きは、 そこまで変わっていない」 という言い方のほうが正しいです。 今の社労士が50だとすれば、司法書士は100くらいはあると思います。
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