解決済み
両方の資格を持っております。 難易度はビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の方が上です。しかし,ビル管理士はその難しさのゆえに,約1ヶ月間,昼間の講習(有料です。10万円超)を受講すれば資格が付与されるようになっています。勤務先の会社がお金と時間を与えてくれれば取得できるのです。 実際には,資格保持者の半数以上が講習受講によるものです。 3000平米以上の事務所ビル等では必ず1人,ビル管理士を選任し,保健所に届け出なければなりません。しかも一人で複数棟への重複届出は不可です。そのため,ビル管理を行う会社はお金を払ってこの資格を社員に取らせに行かせるわけです。 この資格保持者がいなければ,ビル管理会社は3000平米以上のビルの管理を受託できないのです。 試験を受験するにも実務経験が2年必要です。講習受講ですら,医師や一級建築士は実務経験不要ですが,理系大学卒業者であっても1年以上の実務経験,高卒や文系大学卒では5年以上の実務経験が必要です。要するに試験や講習を受ける段階で既にある程度ふるい落とされているわけです。 マンション管理士試験には学歴,実務経験等一切不要です。それはそれで素晴らしいことなのですが,残念ながら全くマンション管理や建物管理の実務経験のない,「なんちゃってマンション管理士」も多く存在することになります。 また,マンション管理士はマンションの管理組合のアドバイスを行う資格ですが,単なる「名称独占」であり,資格がなくても全く問題なく管理組合へのアドバイスが行えます。 以上のことからわかるように需要のある資格も「ビル管理士」です。 あなたが,既にマンション管理業の業界で実務経験を十分積まれていて,今後,独立してマンション管理組合へのアドバイスで食べていくこと(口八丁手八丁が必要です。)をお考えなら,マンション管理士の資格は有用でしょうが,建物管理会社で,こつこつと着実に仕事を行っていくことをお考えなら,多少口下手でもまじめに仕事を行っていくタイプなら,ビル管理士をお勧めします。
< 質問に関する求人 >
マンション管理士(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る