31歳デザイナー歴11年目女性です。 長文になります。 現在、アートディレクター兼デザイナーとして制作会社に勤務して…

Question

31歳デザイナー歴11年目女性です。
長文になります。
現在、アートディレクター兼デザイナーとして制作会社に勤務しています。
主にウェブとグラフィック、映像やアプリ制作などのデザイン経験があります。会社の特色としてはウェブに特化しています。
ファッション系専修学校のグラフィックデザイン科を卒業し、国際賞受賞歴のあるADに弟子入りをしデザイナーアシスタントを経て、制作会社で様々なクライアントの仕事を担当させていただきました。特にアパレル系の仕事は得意分野となりました。
ただ、最終学歴が専修卒というところに昔からずっと劣等感がありました。同僚に言うのも躊躇いがあるほどです。
当時は、美大も考えたのですが学費が高いことや、早く社会に出て実践の中で学ぶことのほうが大事なのではと思っていたことや、服のデザインも学びたいというのもあり、好きなデザイナーを多く輩出していたファッション系専修学校を選びました。
ただ、職場は芸大美大出のデザイナーが多数派で、私のような専修卒はかなり少数派です。社長や師匠も美大の講師をしている方です。やはり同じ美大出の話にはついていけず、美大卒のデザイナーには若くて実績がなくても良い仕事が回ってきやすいような印象を受けます。
この先ずっとこの劣等感を持ち続けていくのもキツイですし、お金もある程度貯めることが出来たので武蔵美、多摩美、あるいは海外の美大に挑戦しようかと決心しました。
ただ年齢的なことや金額面で考えると希望としては日本の美大で大学院を希望しています。

もし、同じような境遇の方や、海外の美大に留学した方、美大大学院を受験した方にお聞きしたいのですが、現場のレベルが受験勉強で通用するのか。無謀なのか。大学院のレベルがどれほどのものなのかを教えていただけないでしょうか。また、同じような境遇の方がいらしたらご意見 or アドバイスを頂きたいです。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

現代アート専攻で、院生時代に中国に国費留学し、南画の技法を学んできた人を知ってます。むっちゃ独創的だった。短大行ってた人も知人にいるねえ。
デッサンやデザインなんかは出来て当たり前で、あとはあなたの個性や独創性・・・。

プライドばかり高いだけの武蔵美、多摩美なんかやめたほうがいいと思うよ。
どっちみち、学年でまともに通用するの、数人以下です。

ってことで、本当にあなたの実力を伸ばしたいのなら、日本から離れたほうがいいと思うよ。海外は実力だけの世界だしさ。
それに、クリエーターは結局は先入観や既存概念を破壊しなきゃいけないでしょう？
色んなものを見てくるのはいいことだと思うけどね。

インディー・ジョーンズの映画を見たこと、ある？
エジプト、インド、チベット、トルコ、ヨルダン・・・。色んなとこで色んな経験してなきゃ、あんな映画は作れない。

私のクライアントは、ほぼすべての大手出版社。しかも私、フリーランスだよ。
これでも私、最難関の国内公募展グランプリのタイトルホルダーで、超有名ギャラリーでの個展数度、県立美術館での個展なんかもやってきて、10数年間、某大学の海外調査団に加わってたんだよ。
海外取材は通算3年間をはるかに超えてます。

実力があれば学歴なんか関係ないよ、私、法学部卒です。
あなたには、10年以上のキャリアがあるではないですか。
私なんかこの仕事始めたの、33歳の時だったもんね。

出版不況で写真業界は最悪ですわ。
大手出版社の下請けのデザイン事務所は仕事がないからどんどん倒産してますよ。
あなたの業界はまだ未来があるでしょ？

そういや知人に、ビエンナーレ入賞者もいたなあ・・・。作風はちょっと変わってます。
彼も、芸大なんか出てないぞ・・・。
つまりね、クリエーターの世界じゃ、学歴や職歴にこだわる必要なんか全くないのよ。

世界は広いのだよ＾＾

Answer 2

大学院受験は資格が必要です。
大学卒業、または専修学校なら４年のもの等資格要件がありますが大丈夫ですか？

質問者さんがこだわっているのは単に学歴ですか？
それとも大学で学ぶ内容に対するコンプレックスですか？

もし内容的な面に対する焦りということなら、ムサビなどの通信過程で仕事をしながら補っていけばよいでしょう。

でも学歴に対するコンプレックスということなら過去は取り戻せないわけですから、今の時間を削って何とかカバーするか、もしくは自分の気持ちの持ち方を買えて対処するかの2択になるでしょう。

質問者さんが資格を満たしていない限りは3年生の編入試験を受けるところからのスタートになります。
まずは美大予備校に行って編入のための指導を受けて受験し合格し2年間年下の学生達と学ぶ必要があるでしょう。
そしてそのあと院に進学、お金があればタマムサから海外の院に進むことも出来ますよ。

ただそれって何の為に？って思うんですけど。
十分に現場でやっていけるだけの力があるのにただただ学歴を手に入れるためだけに現場から遠ざかって貴重な時間を割いて学生になる、果たしてそこであなたが知らないようなびっくりするようなことが新しく学べるものでしょうか。
学歴なんてものを手に入れるためにそれと引き換えにする時間やお金はもっと貴重なものではないでしょうか？

正直言ってもしあなたが希望が叶って大学院に進学できたとしても、けしてそのコンプレックスが消え去ることはないんじゃないですか。
あなたが20歳前後になってタマムサ生になることはどうやったって出来ないことです。
時間は無理矢理に元には戻せません。

そんな無理なことして今手にしている貴重なものを失うよりも自分の気持ちを変えて前に向かったほうがずっと賢明じゃないですか。
もう少しあなたが過ごしてきた年月ややってきたことに誇りを持ちましょう。
それらの年月がなければ今のあなたの立ち位置には立てなかったはずですよね。
美大じゃないかもしれないけれどそこまで来れたのはあなたに実力があったから、それで十分胸を張れるはずです。

仕事が任されないのは自分が美大卒じゃないからというのは違いますよ。
それは単に実力が無いからです。
それをしっかり認めて、学歴のせいにする暇があったら今の自分のスキルをあげることに集中した方が良いと思います。

そもそも30過ぎて学歴云々で判断なんてされないですよ。
「私は専門学校卒業で美大じゃないけど」って自分から堂々と言ってみたらいかがですか。
それでも誰もが認める実力があれば誰も何とも思わないですよ。
あなたが一番こだわっているって事に気がつきましょう。

Answer 3

海外については無知なので、
日本の美大について描きます。

私の職場のデザイナーは、新卒では全て4年美大卒ですが、
中途（キャリア）採用で、専門学校、短大、更には全然関係ない学部出身者や、高卒だっています。

つまり、新卒で美大しか取らないのは、専門性が特に高いのではなく、専門性以外の社会人としての常識、教養というものを（美術系関係なく）大学で学んできているからです。
（まぁ異論がある方もおられるでしょうけど、「大学」とは本来そういうところなので・・・）
起業で働くなら、デザイナーである前に社会人でなければなりません。

中途（キャリア）の方は大学で学んできてなくても、前の職場でそれを学んできているので採用します。
もちろん専門性が高いことが条件ですが、そこでは専門卒、短大卒などは関係ありません。

なので、あなたは今から美大へ行って、そういった「教養」を学ぶ必要があるのでしょうか？
美大だって大学ですから一般教養として自然科学や歴史や語学などの単位を一定数取らないと卒業できません。

11年もプロとして活動していらっしゃったのなら、
「何をいまさら」というのが正直な感想です。