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日商簿記2級と全商簿記1級では試験の内容がどのように違いますか?

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    近年の出題実績や個々の論点の内容を見比べてみると、日商簿記2級>>>>>>>>>全商簿記1級ぐらいありますね。 全商簿記1級は会計と原価計算に分かれます。 仕訳はパターンが決まっており、テキスト・問題集・過去問をやればほぼ満点が取れます。 会計【2】 流動比率・のれんの対価・株主資本等変動計算書・比較損益計算書・比較貸借対照表・流動比率・固定資産合計・売価還元法・非支配株主持分等の問題が出題されています。見ておわかりの通り、テキスト・問題集・過去問をやれば似たような問題のオンパレードです。 会計【3】 用語の問題です。 日商簿記1級や3級で出てくる理論問題よりも優しく、文章をしっかり読んで対応できれば満点(8点)近い点数が取れます。 会計【4】 損益計算書・貸借対照表を作成させる問題です。 付記事項は少し予想できませんが、決算整理事項はいたってシンプルで、過去問を中心にやれば対応できます。 日商簿記2級 第3問で出てくる決算整理事項と見比べてみてください。 雲泥の差だと思います。 原価計算【2】 個別原価計算(部門別計算で用いる直接配賦法・相互配賦法)・総合原価計算(単純・組別・工程別・等級別)の問題です。 いたってシンプルで、やり方をマスターすればすぐに満点が取れます。 原価計算【3】 費目別計算(製造原価報告書・損益計算書)・標準原価計算(パーシャルプラン・シュラッター図・ボックス図・標準原価カード)・直接原価計算(損益分岐点売上高・販売数量・目標営業利益) 【3】はパターンがほぼ決まっており、特別な問題でない限り満点が取りやすいです。 原価計算【4】 【2】の延長線上の問題です。 取引の仕訳をして、勘定記入ができるかどうか。 単純や組別なら、単純(組別)総合原価計算表を作成できるかです。 仕訳は3級レベルです。(一部は日商簿記2級工業簿記で出題される仕訳もあります。) 全商はパターンが決まっているので、丸暗記でも合格できます。 ただ、理屈をしっかり理解した方がいいですね。 ・日商簿記2級 【第1問】 138回までの試験は過去問類似問題であり、テキスト・問題集・過去問をしっかりやれば取れていましたが、139・141回の仕訳を見てください。 ほとんどが見たことのない問題が勢ぞろいです。 その場で対応しないと点数が取れない上に、実務よりの問題になっているのが特徴です。全商の10倍近く難しいといってもおかしくないです。138回以前なら全商よりもちょっと毛が生えた程度ですが...。 【第2問】 131回までは伝票会計・特殊仕訳帳が主に出ていたんですが、132回以降で特殊商品売買・固定資産・有価証券の一連の処理・銀行勘定調整表・株主資本等変動計算書を作成させる問題が中心に出ています。 最近の傾向としては、とにかく仕訳ができるかどうかってところですね。 あとは、2級の範囲は3級を含むので、3級の復習も必須ですね。 2級では残高式の総勘定元帳は全く触れられていません。 全商は残高式の総勘定元帳はしつこく練習しているので、141回の有価証券は仕訳ができれば全商を受験した人であれば、結構高い点数が取れたと思います。 全商簿記の知識は日商簿記でも生かすことは可能ですね。 【第3問】 財務諸表・精算表・本支店会計を中心に出題されています。 近年は実務よりなので、財務諸表or精算表がウエイトを占めています。 特に難しいのが、最近では決算整理事項ですかね。 ここが山場です。 139回で出題された区分式損益計算書(売上総利益・営業利益・経常利益・当期純利益)を求める問題は、決算整理事項の減価償却を除けば、通常の問題であり、全商簿記1級はP/L・B/S作成なので、自分でP/L・B/Sを作れるぐらいの力を持っていると思うので、それができれば139回の問題はそれほど難しい問題ではありませんでした。 【第4問】 費目別計算・個別原価計算・部門別計算・本社工場会計・(ごくまれに工程別・標準が出題される。)等が出題されています。 全商よりちょっと難易度は上がりますが、そこまで難しくありません。 全商では製造勘定を用いていましたが、日商では仕掛品→未完成品のこと。を用いることになります。ここは注意してください。 【第5問】 総合原価計算・標準原価計算・直接原価計算(ごくまれに個別原価計算が出題される。)等が出題されています。 全商より少し難易度は上がりますが、そこまでは難しくありません。 標準はシングルプランとパーシャルプランの違い。 直接は安全余裕率や固定費調整等まで聞かれます。 やはり日商簿記2級の方が難しいです。 近年では、商業簿記が難しいのでここをどう攻略し、工業簿記でほぼ満点近い点数を取れるかが重要ですね。 全商簿記1級は2カ月あれば合格できます。 うまくいけば1カ月で合格できる人もいます。 日商簿記2級を合格してから全商簿記1級の勉強をすると、会計【2】を除けばほぼ解けるかと思います。 日商・全商特有の考え方もありますので、そこは臨機応変して対応してください。 参考にしていただければ幸いです。

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