先日は、私のご質問をお聞きくださりまして、 誠にありがとう御座いました。 ご迷惑をおかけしますが、 もうお一つ…

Question

先日は、私のご質問をお聞きくださりまして、
誠にありがとう御座いました。

ご迷惑をおかけしますが、
もうお一つ、詳しくお教え願いたく、
「リクエスト」させて頂きました。※下記が、お聞きしたい内容です。

※長文になり、誠に申し訳御座いません。
お弟子さんのお力になりたく、
取り急ぎ、「リクエスト」の質問を
お願いした次第で御座います。
どうか、専門家さまの見方をお聞かせ願えたらと思います。
よろしくお願い致します。

≪内容≫
親方から【お弟子さんへの損害賠償請求】です。

【仕事】
内装業（クロス屋）

【お弟子さんの状況下】
お弟子さん⇒仕事に携わってから「約3ヶ月」の見習い

【お弟子さんのお仕事】⇒『パテかけ』

※「パテかけ」のお仕事は、
『パテかけ3年』といわれる程、難しい仕事の内容だそうです。

【仕事の状況下】
竣工検査までの工期期間もあまり無く、
連日「徹夜作業」を行った結果の出来事です。

竣工検査（前日）は、
明日、別件のお仕事で（他県）へ向かう為、
夜遅く、PM11:30分頃まで徹夜作業を行い、
全ての作業を終えたとの話しです。

お弟子さんと親方は、明日 他県へ向かわなければならないので、
竣工検査までの残りのお仕事は「親方の奥様」に任せ、
現場を後にしたそうです。

お弟子さんにお聞きした話しでは、
親方と共に、
朝方、明朝AM7:00頃 地元を発ったそうです。
※地元【山形県】から【福島県】へ

上記の【工期内容】と、【お弟子さんの置かれた状況下】を踏まえ、
親方から、お弟子さんへの【損害賠償請求】は、
労働基準法上、どの様に取り扱われておりますでしょうか？

是非、お詳しい解答の程、
よろしくお願い致します。

≪追記≫
※親方がお弟子さんに放った言葉だそうです。

親方
『お前の汚いパテかけせいで、俺の会社の看板に傷が付いたよ！』
『会社の信用がガタ落ち、丸潰れだよ！』
『一体どうしてくれるんだ！』
『5万円の損害賠償は払ってもらうからな！』
と言ったそうです。

※お弟子さんはまだ【3ヶ月の見習い】の身の上。
業界では【パテかけ３年】といわれている程に難しい仕事。

この様な状況下の「お弟子さん」に対し、
親方の一方的な対応での【損害賠償請求】・・・
あまりに納得のいかないお話しなので、
建築業界に携わっておられる
「スペシャリスト」の方のお力添え、
お詳しい見方、見解をお聞きしたいです。
よろしくお願い致します。

≪再追記≫
私の考えでは、
極論、現場を請け負っているのは【親方】
現場の最終チェックを行うのは、現場の長である【親方】の「任務」「役目」

結局、現場の長である【親方】が
「現場の最終チェック」を怠ったのが原因で
竣工検査で『粗が出た』といっても過言ではないと思うのです。

【最終チェック】を怠らなければ、
このような事態には至らなかったと、私は考慮します。

専門家の皆さまのお考えもお聞きしたく存じます。
どうか、よろしくお願い致します。

Answer 1

試用期間中のミスは使用者の責任になります。
試用期間を経てお互い再度、職務内容や賃金についてやり取りをした上で雇用契約を締結することになります。
雇用されていても、賃金に見合った仕事ができるかどうかは契約とは関係ありません。それを見極めるのが「試用期間」です。
使用者には仕事全般についてのリスクが常に付いて回ります。
人を雇うことについても然りです。
今回の場合、きちんとした雇用契約書もなく、またあっても「損害賠償」を前提とした雇用契約を締結することは法律違反だと思います。保証人などの第三者への損害賠償は契約上可能ですが、今回の場合どれにもあてはまりません。
この親方が本気でひとを育てる気があるのなら、このような言動はまずしないと思います。
また、施主相手の完成検査の責任は元請けの会社にあります。
クロス（内装）単独の検査は普通やりませんので、「職人」ではなく「監督」の管理ミスも指摘できます。
いずれにせよ、現場を納めるにはきれいにしないといけないので、総合的には親方が責任をもって会社に商品（仕事）を納めて終わりの段取りです。
結論を言えば、弟子に損害賠償を請求することはできません。
親方の責任に於いて、請負、納めているのです。
監督不行き届きとはこのことです。
目下の者の責任にするという事は「最低」の行為です。