解決済み
フジTV報道2001、10/25の放送で一級建築士が話していましたが、タイルの厚みが1cmぐらいなのにコーキングの目地深さが2cmないと欠陥住宅ってどうゆう意味ですか?
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タイルの縦横の目地とは別に3~4mピッチでコーキングの目地があります。 タイルは外壁に貼付けている外装材ですが、地震などで建物が揺れるとタイル同士も上下左右に揺れることになります。 タイルに柔軟性はありませんので、建物の一時的な小さな変形には対応できずにタイル同士がぶつかりあって、タイル割れが起きたり、建物の壁からタイルが剥がれおちてしまうことがあります。 それを緩和しているのが、コーキング目地です。コーキングには柔軟性がありますので、地震による揺れにてタイルが動いてもコーキング目地がそれを吸収するため、タイルに応力が生じてタイルの破損につながらないので、タイル外壁が結果的に保護されます。 つまり、タイルが動いてもある程度は、コーキング目地の範囲であれば、地震による破損を防止できるということになります。 そこで、質問の回答ですが、そのコーキング目地が、タイルのブロックごとの挙動をコーキング目地に吸収させるには、タイルのブロック(コーキング目地で囲まれてタイルが貼られている範囲)が、他のブロックと縁切りされている必要があります。よって、タイルの厚みより、コーキング目地が深くないと各ブロックが独立した状態にはならず、地震時にブロックごとが干渉しあいタイルが破損またはブロックが丸ごと建物から剥がれおちることになります。 よって、コーキング目地は、タイルの厚みよりも深い目地深さが必要なのです。
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