言語聴覚士、ソーシャルワーカーについて はじめまして、閲覧ありがとうございます。今現在社会人四年目で26歳(女)…

Question

言語聴覚士、ソーシャルワーカーについて

はじめまして、閲覧ありがとうございます。今現在社会人四年目で26歳(女)、医療系の職種への転職を考えている者です。特に興味を持っているのが、言語聴覚士と、医療ソーシャルワーカーなのですが、具体的な仕事内容がわかる雑誌などはありますでしょうか ? インタビューなど、実際に働いている方の話が載っているようなものがあればと思っているので、もしご存知でしたら、教えていただけると幸いです。お世話になります、宜しくお願いいたします。

補足

tcc0003様 ご回答、誠にありがとうございます！私の拙い質問に、丁寧なお返事をいただけて、とても嬉しいですし、参考になります！MSW についていらっしゃる方にお話を伺ったのですが、確かに、病院側の方針や、人事の内容によって、大きく左右されそうだと感じたので。。とても有益なお話しをありがとうございます！

言語聴覚士のお話も、よろしければ伺いたいのですが(;-;)

Answer 1

雑誌、ですか。
ううむ、考え付かんな。

各職能団体やそれに近いもののHPを探すのがいいのかもしれません。

既にご存知かもしれませんが、ご参考までに。

☆言語聴覚士
https://www.jaslht.or.jp/voice_list.html

☆社会福祉士
http://www.caremanagement.jp/kao/special/extra15.html

MSWはなかなかいいのがなかったもので。

さて、せっかくなので、ちょいとお付き合いのほどを。

一口に「医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)」と言っても、勤め先によって仕事の内容が大きく異なります。
極端に言えば、その病院によって全く違うこともありますが、今回は大雑把に、急性期、回復期、療養型に分けてお話しします。

急性期病院に勤めているMSWの仕事は、入院してから短期間で連携先の医療機関等に患者さんを転院させることです。
近隣の病院の空き状況、その病院の専門分野、勤めている医師、看護師、そして婦長の特徴を全て把握していることが大前提です。
その上で、患者さんの病状や今後必要になる医療、経済的な状況等々も勘案して、次の転院先を決めなければなりません。
重要なのはスピードです。具体的には、医療保険から貰えるお金(病院の収入)が減る前に、患者さんを転院させなければなりません。
内外の医師や看護師を相手に患者さんのことを説明できる医療の知識。
患者さんの病状や家族の状況、経済事情を勘案し、よりよい病院に転院させる仕事の質。
その上で、病院がきちんと収益を上げられるように転院させるスピード感。
求められるモノが多く、大変なお仕事です。

回復期病院に勤めているMSWの仕事は、病院のベッドを埋めることです。
アパートの部屋をイメージするといいでしょうか。
1部屋5万円で、6部屋中3部屋埋まっていれば月15万円、年間９0万円。6部屋中フルで埋まっていれば月30万円、年間1８0万円です。
病院のベッドもだいたい同じです。ベッドが埋まっている(稼働している)と病院にお金が入り、ベッドが空いていれば病院にお金は入りません。
上に書いた急性期の病院から患者さんを引張ってきてベッドを埋めるのがお仕事です。
急性期病院もそうですが、基本的に、病院の中にいるよりも、近隣の病院を回っている時間が長いことも珍しくありません。
そして、病院のベッドを埋めるには一つの大きな難関があります。
病棟内の看護師さんを束ね、病棟のベッドを管理している、婦長のOKを貰うことです。
当然、ベッドをフルに埋めるためには、多少、難しい患者さんも受け入れなければなりません。
そうなると、苦労するのは現場の看護師さんです。婦長からすればたまったものではありません。
しかし、病院の経営を考えると、ベッドは埋めなければお金になりません。
病院の利益の為に板挟みになることも多々あります。

療養型病院に勤めているMSWの仕事は、所謂、相談業務・家族対応が主になります。
療養型の病院では、基本的に一度入った患者さんは死ぬまでその病院にいます。
患者さんの病院内での生活の相談や、医療費の問題、そして、患者さんの家族対応がメインです。患者さんの搬送や送迎等々が業務に入ることもあります。
もちろん、急変時に急性期病院に搬送したり、ベッドに空きが出ることもありますので、近隣の病院との連携もとりますが、上記二つに比べると、遥かに数は少なくなります。

さて、ざっとこんなところでしょうか。
一口に「医療ソーシャルワーカー」と言っても、仕事の内容は全く異なります。
入ってみて、「こんなハズではなかった」と後悔することの無いよう、しっかりと見ることが大切です。

もう一つ、大切なことは、MSWはかなりの狭き門です。
日本全国に病院は8,000軒で、これから減ることはあれど増えることはありません。
先ほどのことと少し矛盾しますが、お住いの場所によっては、求人そのものが数えるほどしかないことも珍しくありません。
また、業務の性質上、バリバリの営業経験者であれば、場合によっては重宝されることもありますが、未経験はかなり厳しいと言わざるを得ません。

言語聴覚士の話は・・・・、さすがに長すぎますね。
以上、長々と大変失礼いたしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。