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日商簿記2級の満期保有目的債券の問題 問題集で財務諸表の作成問題を解いていたのですが、分からないところがあります。…

日商簿記2級の満期保有目的債券の問題 問題集で財務諸表の作成問題を解いていたのですが、分からないところがあります。会計期間は平成16年4月1日から平成17年3月31日です。満期保有目的債券はA社が平成14年4月1日に、額面金額600,000、償却期間5年、利率年3%、利払い年2回(3月31日、9月30日)という条件で発行した社債を額面100円につき96円で引き受けたものである。満期保有目的債券の評価は、償却原価法(定額法)による。 額面100円につき96円で発行したのだから平成14年4月1日の時点で 600,000÷100×96=576,000 償却期間5年なので満期保有目的債券の評価は 満期保有目的債券 4,800 / 有価証券利息 4,800 というのは分かるのですが、年利の仕訳は答えに書かれていません。 決算日と利払い日が同じ(3月31日)なので年利の仕訳が必要だと思ったのですが、必要ないのでしょうか? 年利の仕訳は 決算整理前残高試算表にすでに記入済みということなのでしょうか?

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    >決算整理前残高試算表にすでに記入済みということなのでしょうか? そのとおりです。 年利の仕訳は、「決算整理」ではなく普通の取引仕訳なので、正常に処理していれば決算整理前残高試算表には記入済みです。 しかし、何らかの理由で年利の処理漏れがあった場合、問題文にその旨の指示があるはずです。例えば、「年利の処理がまだなされていない」とか「銀行残高と帳簿残高の金額が一致していない。原因は満期保有目的債権の利息受取りの処理漏れだった」とかです。 でもこういった指示があるのは親切な問題です。 意地悪な問題になると、年利の仕訳が未処理にも関わらず問題文にもその指示を一切出さないケースがあります。 その場合は決算整理前残高試算表の有価証券利息の残高から、年利処理がなされているか否かを推測して解かないといけません。 今回ご質問されたようなケースでは、決算整理前残高試算表の有価証券利息の金額を見て、処理が既にされているかどうかを判断するクセをつけておいた方がよいと思います。 高度な簿記試験になってくると、意地悪な問題が多くなり推測能力も求められます。

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