空港での職業について。

Question

空港での職業について。私は将来空港やホテル、旅館などの英語を必要とされるところで働きたいです。

そこで大学について悩んでいます。
今まで四年生大学に行こうとずっと思っていました。
でも夜から授業が始まる短期大学で２年英語について学んで、がっつり朝昼は毎日就職につながるバイトという環境は魅力的のように思いました。

でも就活の際、やはり四年生大学の新卒と短期大学の新卒だったら不利になるのかなとも思いました。

先ほどだした職業につきたいのであれば、どちらの方がいいのでしょうか。
教えてください！

Answer 1

就職をする事を考えるなら、４大のほうが有利な事は多いです。
ほぼ間違いないでしょう。

ただし、質問者様の考えが「仕事で英語を使いたい」なのであれば、海外の大学等を目指すとか、短大でも４大でもいいですが、入学してから数ヶ月以上の留学をしてみるとかで、実際に海外で働く、という経験をされることを目指すのもアリだと思います。

就職につながるバイト、というのは、あるようであまりありません。
所詮バイト、ということが多いですし、逆に「ガッツリ仕事をさせられる」ようなところは学業にあまり良い影響を与えないでしょう。
大学は遊びというか、学位が欲しいだけ、というのであれば別にいいでしょうが、目的が目的だけに「学校に行っても授業は出席だけして後は寝ている」みたいな大学生活は望んでいないと思います。

あと、しょうもないといえばしょうもない話ですが、ホテルや旅館等の仕事は通常の生活をしている人の「オフタイム」こそ繁忙期だったりもします。
ですので、昼間４大に通って、夏休みや冬休み等の旅行者の多いシーズンにホテル等でアルバイトをしてみるほうがそれらしい経験ができるのではないかと思います。

また、蛇足というかちゃんと考えておいででしたらもうしわけないのですが、一つ（こっちが個人的には本論ですが笑）。

進学先を選ぶのに、「英語を使う仕事をしたいから英語が勉強できるところ」というのは、真っ当なようでいてあまりセンスのいい選び方とは言えない、というのが私の意見です。（英語を使いたいという欲求自体は、素晴らしいことだと思います。）

英語学科を出て仕事で英語をバリバリつかっているという人をあまり見た事がありません。
むしろ、別の（別に経済でも理工でも商学でも政治でもコミュニケーションでも何でもよいです）ことをしっかりと体系立てて勉強し、「且つ」、英語もできる、という人が世の中重宝されます。

接客がしたいということであれば、ホスピタリティについて勉強できるようなところもあるでしょうし、会社に入るとなれば少なからず他の知識も求められます。
旅館で外国人を相手に働きたいと思えば、一流の旅館なら日本の歴史や文化についてしっかり知っており話ができる人が重宝されるでしょう。

よく言われることですが、英語（に限らず、語学全般）というのは道具にすぎません。
「カナヅチを握れば全てがクギに見える」というような言葉がありますが、英語で話すこと自体は、カナヅチを握るのと一緒です。それで何をつくるか、何を為すか、ということが大事で、それは「空港（とかホテルとか）で外国人相手に働く」というのとは少し違うように感じます。

理系の学問を修めていれば外国人と専門的な会話ができるようになりますし、社会学や心理学を学べばコミュニケーションを支える武器になるでしょう。
上述のように日本の文化について知る事も大事でしょうし、日本や世界の経済について英語で語れたらかっこいいですね。政治・外交について学ぶのもよいでしょう。

また、ほぼ全ての学問において、日本語以外の言語による文献なり学びの機会はいくらでもあるわけで、そういった実践を通じて英語を学ぶほうが、「文法の授業があって」「会話の授業があって」という形で英語を学ぶよりも意義深いのではないでしょうか。（英語学者になりたい、というのなら別です。）

いずれにせよ、仕事で英語を使いたいのであればなおさら、短大か４大か、ということではなく、「英語以外に何を学べるのか」「英語”で”何を学べるのか」というような観点で進学先を探されると、よりよい選択肢が出てくるのではないかな、と思います。

Answer 2

英語というのは単なるコミュニケーション手段で、そのコミュニケーションができるというだけだと、旅行客相手の現場スタッフくらいにしかなれません。質問者様が書かれている短大コースや、よくある専門学校コースだと、将来はその現場スタッフの道に進むことになります。

空港でもホテルでも、現場スタッフは若いうちだけ働かせてもらえる契約社員で、割り振られたシフト勤務により、朝４時とか５時から働く日もあれば、夜中まで働く日もあります。空港のグランドスタッフでもホテルのスタッフでも、体力的なハードさを理由に辞める人が多い職種です。

大学の経営、経済、商学、観光、国際関係などの学部に進学して、空港やホテルに就職すると、責任者や幹部になるキャリアコースの道に進むことになります。ホテルなら、スタッフではなくてマネージャーになる道で、もちろん正社員になります。

大学の外国語学部は中途半端な結果になりやすいので、オススメしません。他の学部に進んで、自分で英語というコミュニケーション手段を磨いてください。