小学校教諭について

Question

小学校教諭について今専門の２年で進路で迷走しています。
医療事務や事務系の資格を取りましたが、病院就職が不安です。
そこで公務員の道を少し考えようかと思いまして小学校の教諭に昔から憧れてました。
小学校教諭を勤めてる方に質問です。
どのくらいの勉強をしましたか？
どのような経緯でなることができましたか？（試験、免許等）
また、何歳頃から出勤などができましたか？
質問が多いですがよろしくお願いします。

Answer 1

ちょっと小学校教諭の解釈が人により微妙に違うので・・・ちょっとザックリと行きます。

まず小学校には担任を担当する教員と、1教科だけの教科を担当する教員がいます。
担任の場合は基本は全教科を一人でやります。

一般的な担任を持って教員をやる場合ですが、小学校の教員免許が必要です。

小学校の教員免許は
・教職課程の認可を受けた学校で単位を取得する
・教員資格認定試験という試験に合格する
というどちらかで取る事が出来ます。

若干勘違いが多いんですが、教職課程の認可を受けた学校に行けば、単位が揃ったら試験はなく免許が取れます。

教職課程の認可を受けた学校は、大学や短大、専門学校などがあります。
が、再度入学してもらい単位を取って行くしかありません。
(専門学校は全国で認可があるのは2校しかないので実際には大学か短大だと思います)

また教員資格認定試験の合格率は全国で10%未満の超難関です。
かなりこれは難しい試験だと思って下さい。

ただし、大学や短大だと最低2年かかります。試験だと1発合格できれば1年です。
難易度は高いけど短期で取れる方法が良いか、じっくり確実な方が良いか、これは人による感じではあります。

続いて1教科だけ・・・音楽や図工、体育だけなどを担当している教員が小学校時代居たと思います。
これも大学や短大に行く必要があります。

実は中学または高校の教員免許を持っている場合、持っている教科に限って小学校で指導が出来ます。中高の免許は教科制なので、中高の免許が取れる大学などに行けば可能には可能です。

また小学校の英語だけは例外があります。
実は英語の場合、今すぐ質問者様も指導が出来ます。
というのも、現在小学校では英語は必須化されていません。
今必須なのは"外国語活動"が必須なんですが、実は英語という指定は無いのでフランス語や中国語でも良い事になっています。
その関係で小学校で英語を教える場合に限り、教員免許は不要となっています。
ただし、求人があったとしても無資格の人と中高の英語の免許を持っている人とだったら免許持ちの方が面接での印象も良いのであまり採用は無いかも知れません。

ちょっと話がずれましたが、基本的には教員免許が必要なので、大学や短大などに行く必要があります。
その関係で短大卒でそのまま新卒で採用されれば20歳で教員になる事は可能です。
ただし、大学院卒でなる人も居るので、あまり年齢は気にしなくても良いとは思います。

また大学からの教員採用試験の合格率は2割程度です。教育学部だったとしても3割程度です。
大学や短大に行ってもなれない確率の方が高いのでかなり勉強は必要です。
かなり勉強している人も居るのでどれだけ勉強したらＯＫって言う基準もありません。

中々大変ですがチャレンジする場合には頑張って下さいね。