解決済み
確かにデータ上では、8000人中2000人合格という説明になるでしょう。 しかし、この「倍率4倍」というのは、そんじょそこらの4倍とは訳が違います。 そもそも、現行の司法試験は誰もが受験できる試験ではありません。 この8000人の中に入るため、つまり受験資格を得るためには、法科大学院を卒業しなければならないのです。 よってまずは、その法科大学院入試を突破することが必要となります。 法科大学院入試のための平均的な学習期間は、およそ2〜3年が一般的です。 つまり、早い人では大学1年の春に予備校に入学し、在学中の4年間はみっちり法律の学習に時間を割くのが実情です。 18歳〜22歳という貴重な青春時代と引き換えに、4年間を法律の学習へと捧げ、やっとの思いで入学が決まった法科大学院なわけですが、 ここでもさらに、試練が与えられます。 法科大学院を修了するためには、厳しい要件をクリアしなければならず、一瞬でも気を緩めようものなら、留年してしまうことになります。 そのため、法科大学院生は、1日8〜10時間ほど勉強するのが一般的です。 当然、土日であろうと、長期休暇であろうと、卒業と合格に至るまでは、息つく暇もないわけです。 こうして、大学在学中の4年間、そしてさらに、法科大学院にて2年間、合わせて6年間の学習期間を経て、ようやくその8000人の中に入れるというわけです。 当然、途中で司法試験そのものを断念した人、ロースクールの受験や修了を諦めた人など、入り口に立つことさえできずにリタイアした人はごまんといます。 この6年の中で、大多数の志望者の中から、既に優秀な受験生が厳選されているのです。 約8000人という受験生が選出されるに至るまで、すでに「やる気のない人間」や「能力の低い人間」は淘汰されています。 この8000人の中には、記念受験者などいません。 誰もが6年という長い月日を費やし、 新卒で企業に就職できる権利をあえて放棄し、 数百万円という多額の学費を借りて、 かけがえのない青春期を勉強に捧げ、 バイトや遊び、恋愛等を諦め、 まさに威信をかけて、 背水の陣で臨んでいます。 実に、 「そ の 中 で の 倍 率 4 倍 で す。」 どんなに苦しくても、辛くても、決して途中で諦めることなく、 必死に食らいついてきた、骨のある8000人です。 同じく、受験に至るまでに6年を要する医師国家試験が合格率9割である(ましてや残1割も翌年に合格するであろう)のに対し、 司法試験の25%という合格率は、かなり厳しいものであると思います。 どれだけ努力しても、受かる保証などどこにもありません。 常に、「結局、受かるかどうか分からない」という不安の中にいます。 精神的に相当辛い試験です。 だからこそ、国内で最も難しい試験として位置付けられているわけです。
12人が参考になると回答しました
難易度の性質が違うので何とも言えません。 司法試験は国内で筆記においての最高難易度であり、他のことは基本要求されません。。 他方、 国会議員は、立法機関の最高峰ともいえる国会の構成員です。この構成員になるには筆記試験は要求されません。国会は3権の一つであり、国民主権のわれわれが、国会議員への委任を通して、その利益を受ける機関です。この「委任」を受ける能力が高いひとが国会議員になります。国会議員になるには、運、金、人脈、地盤等々複合的要素が絡み合ってきます。もちろん学歴から派生する人脈も必要です。これには、地頭の良さも必要です。また、筆記以外にもさまざまなコミニュケーション能力や、人身掌握術、リーダー性なども必要です。 これらの、複雑な要素が絡み合って、国会議員になる人はなれます。 司法試験は、単純的に考えれば、合格率20強です。決して低くはないです。宅建で15パーほどです。しかし、受験者のレベルが高いです。学部で地方旧帝以上のレベル、法科でさらに2年から3年の勉強を経て、やっと受けれるレベルです。 これらの総合的難易度は、医学部入試に互するレベルではないでしょうか。 医師国家資格はご存じのように非常に合格率は高いです。しかし、医師国家資格は難関と言われています。これは、医師国家資格の受験者のレベルが高いからです。 したがって、合格率が高いといえども、受験者のレベルを考慮しなくてはいけません。 従って、筆記試験的な部分では、圧倒的に国会議員になるより司法試験合格の方がむずかしいと言えます。しかし、前述のとおり、司法試験合格と国会議員になる為の難易度の要素が違うのでなんともいえません。 学力が高いがその他の能力や低いひとは、司法試験と国会議員では、司法試験の方が簡単だが、頭は普通だが、その他の能力がずばぬけてたかくひとを信任を得られるひとは、司法試験と国会議員では、国会議員になる方が簡単といえるのではないでしょうか。
3人が参考になると回答しました
国会議員になるのは「勉強して」ではないので、司法試験の「勉強して」と比較しての難易度判断はできません。 ただ、司法試験は毎年8000人程度受験して、2000名程度合格していますが、国会議員の選挙は毎年あるわけではなく数年に一度で新人が当選するのはすごく多いときでも50名以下と考えると、確率としては「国会議員」の方がなりにくいと思います。
合格率は法務省のホームページの司法試験で確認してください。 国家議員になるとの比較は無理です 。
< 質問に関する求人 >
国会(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る