解決済み
まず現在、「社団法人」「財団法人」という組織はありません。 「一般社団法人」「公益社団法人」「一般財団法人」「公益財団法人」のどれかです。(もうひとつはNPO法人) 平成25年12月以降に「一般」も「公益」もつけずに「社団法人」とか「財団法人」と名乗ってはいけません。 「社団法人」とは一定の目的を持った人たちの集まりに法人格を与えたものです。 たとえばある技術の発展のために協会をつくり、その分野に関わる人たちが協会の会員になって入会金や会費を支払うことで賄われています。 「財団法人」は一定の目的のために集められた財産に法人格を与えたもの。 県、区、市などの行政が、文化やスポーツなどについて特化した、いわば子会社のようなものをつくっているものが多いです。(必ずしも財団=行政がつくったもの、とは限りません) 「一般」と「公益」のちがいですが、公益性が高い団体と総理大臣または都道府県知事に認定されれば「公益法人」になれます。具体には公益目的事業の費用の比率が50パーセント以上で、その事業を遂行できる技術や能力を持っているかどうかです。 誤解をおそれずさらにかんたんにわかりやすく言ってしまえば、公益法人は、世のため人のためになる事業を行い、お金儲けに走ってはいけない法人です。(いけない、というか公益を取り消され一般法人になります) そのかわり税制上の優遇措置が受けられます。 多くの社団法人や財団法人が「公益法人」になりたがりましたが、目的は税制上の優遇というよりは、「公益性が高い法人と認められたい」というブランド意識といってもいいでしょう。 とくに県庁や区役所、市役所がつくった財団法人が公益法人として認められなければたいへんですから、そういう財団にとって「公益法人」をとることは至上命令でした。(区役所、市役所がつくった財団でもとるのに苦戦したところは多いです) 公益法人になったところは収入があまり得られず、一方で財源が減っていき、経営はどこも苦しくなってきているでしょう。
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