現在、将来の弁護士業界についてお尋ねいたします。

Question

現在、将来の弁護士業界についてお尋ねいたします。（できるだけ法曹界の方からのご回答をお待ちしております）

■私は、現在会社員として働いていますが、少し安定してきたこともあって新しいことに挑戦してみようと考えています。

それは、弁護士になることです。元々旧司法試験の受験経験はあり、択一試験は何度か合格しています。
ロースクール進学は考えていませんので、予備試験ルート１本になります。
もちろん、易しい試験でないことは重々承知しておりますが、この間の社会人経験を通して今なら合格するんじゃないかと思うことが度々あります。
（それは単に合格者数が増えたからという理由ではありません）

■さて、本題です。
昨今、弁護士の就職難や平均賃金の低下等、弁護士業界の苦しい状態が報道されています。
もちろん、マスコミによる一種の煽りもあるとは思いますが、真実の一面はあると思います。
（弁護士は自由業です。食っていけない弁護士が昔から相当数いることも知っています。弁護士資格があれば安泰などとは思ってもいません）

■そこで、いろいろなものを犠牲にして【今から】弁護士になることは賢明な選択なのでしょうか。
べらぼうな収入を期待しているわけではありませんが、相応の見返りは欲しいと思っています。

仮に、あなたが現在弁護士ではなかったとして、今から弁護士を目指されますか？
もしくは、
あなたにお子さんがいらして、そのお子さんに弁護士を薦めますか？

理由とともにご回答いただければと思います。

Answer 1

弁護士になることで、相応の経済的見返りがあるかどうかは、国税局の発表した所得分布をみればいいと思います。これは、弁護士の貧困化についてマスコミの煽りとか混じらず純粋な統計です。

Answer 2

おはようございます。

私も旧司法試験で短答試験合格、論文試験失敗組です。
今は司法書士合格、開業しております。

法曹界の人間ではないのですが、よろしければお読み下さい。

ご質問の
>そこで、いろいろなものを犠牲にして【今から】弁護士になることは賢明な選択なのでしょうか。
それは貴方の覚悟次第だと思います。(家族も含めて)。

会社に勤務しながらの勉強であれば、収入や福利厚生面等は変わらないと思いますので、
ある意味、資格ギャンブルにチャレンジしてようなものです。
決して悪い事ではないし、家族や会社にあまり迷惑がかからないので良いと思います。
(家族サービスの時間が無くなる位でしょう)

しかし、会社を退職して目指すなら話は別です。
生活レベルのハイリスク、ローリターンです。
凄い預貯金のある方や今の生活レベルを崩さないでよい方は別として
お金の問題が重要でしょう、なによりご家族の協力と理解が大切だと思います。

それに仮に合格後、人脈も無く、イソ弁事務所に就職できなければ、ローリターンのままです。
弁護士会の会費を払えず、只の合格者、弁護士ではなく、何か違うバイトに従事しているかもしれませんね。

私の合格した同期(書士ですけど)は、就職先、依頼人の仕事が無く、猫印の運送会社でバイトしたり、居酒屋でバイトをしている人達もいます。

>仮に、あなたが現在弁護士ではなかったとして、今から弁護士を目指されますか？
私はもういいです。司法書士で十分。収入もありますし、業務についても社労士の資格も生かして、労務コンサル的な仕事に携わっていますし、業務が忙しいので勉強するヒマがありません。なによりもう勉強したくないです笑。

参考として先輩や仲間の司法書士は、ロースクールに通学したり、予備試験を受験したりする方も多くいます。
データーで言えば、今までに司法試験合格した方は約１０人中２人です。

>あなたにお子さんがいらして、そのお子さんに弁護士を薦めますか？
妻は眼科医なので、子供は医者か歯科医にしたいみたいですけど、
私は子供が弁護士を希望するなら応援します。但し、生活援助は大学卒業迄です。

色々考えられる事はあると思いますが、資格に挑戦できる環境が整えば、挑戦するのは貴方自身です。
是非、がんばって下さい。