新卒で企業に入社して、定年まで働ける割合はどれくらいですか。

Question

新卒で企業に入社して、定年まで働ける割合はどれくらいですか。

Answer 1

これはもう業界に拠りますし、また運にも拠るとしかいいようが
無いと思います。

例えば、半沢直樹で有名なメガバンクですが、毎年1,000人ほど
新卒を採用しますが、定年まで働ける人は99.99%いません。
頭取になった人以外は、すべて辞職か、出向か、転出します。
激務のため、3年で3割程度辞めると同時に、同期が偉くなると、
なれなかったそれ以外は、どんどん出されていくという、内部
競争が激しい、ある意味不思議な業界です。50歳くらいの時点
で、同期で残っているのは、頭取に慣れる可能性のある執行役員
だけで、一つの代でせいぜい数人です。また残った数人も、頭取
になれなければ外に出されます。
また、出向中であれば、銀行の待遇で処遇されますが、その後
転出（出向先の社員となる）先の待遇で処遇されます。
（ただ、部長以上の場合がほとんどですが）

総合商社も、長く勤められない（失敗するとすぐに出される）
会社の代表です。40歳を過ぎると、同期でも半分以上いなくなる
し、50歳まで残れるのは、銀行ほどではないですが、せいぜい
2割程度だと思います。

メーカーでも、昨今のソニーや、その前のルネサスのように、
その事業部ごと売却されたり、分社化されることも、今後
増えてくると思います。ルネサスは、ある時期花形だった
日立、三菱電機、NECの半導体事業部が、分社化されて
出来た会社です。待遇も下がります。

社内外の競争が厳しい業界の会社に入ると、定年まで働ける
割合はかなり少なくなります。