内定があると嘘をつくこと

Question

内定があると嘘をつくこと内定があると嘘をつくのは良くないでしょうか？

この時期になると内定を出す企業も増え、内定を貰う人も出てくる時期であり、
多くの面接で”他社の選考状況はどう？内定貰ってる？”と聞かれることがあります。
選考状況に関しては嘘をついても構わないと思っているのですが、先日良く思われたい一心から”○○から内定を頂いている、現在待ってもらっている”と答えてしまいました。

人事の方もプロなので見抜くことに関しては長けていると思いますが、いまさら”この前の内定発言は嘘でした”なんていえません。
今後の選考に悪く影響してしまうでしょうか・・・。

Answer 1

人事系の仕事をしています。あまり深刻に考える必要はありませんよ。

今年は、学生さん売り手市場の気配がありますので、目の前の学生さんに内定を出した際に、どのぐらいの確率でご入社いただけるかを推し量っているというのが本音です。
企業は1月、2月ぐらいから、合同説明会や学内セミナー、会社説明会、面接と沢山の布石があり最終面接に至っています。採用担当者には当然目標数字（人数）があり、会社のニーズにマッチした人材を確保することが使命です。
学生さん側から見ると、”説明会だけ開いておけば学生が脚運ぶのだから、企業側は金かかんなくていいよね”と思うかもしれませんが、実際には、MナビやRナビに掲載するだけで数百万、イベントに参加するだけで数十万円、社員を動員すれば当然その間にも給与を支払っている訳ですから、目には見えない莫大なお金が投資されています。
もし、目標数に到達しなければ、、またゼロからスタートしなければならない事態も想定され、お金、時間などあらゆる面での労力をかけなければなりません。

学生さん目線で、アルバイトをするとしてもどうせなら自分の好みに合った人と仕事をしたいと思いますよね。
当然、企業も同じで自社の好み（学力、性格、スキルなど）を吟味して、会社の希望と学生さんの希望がマッチする人材を採用したいのですが、最後の最後（要は内定承諾）でご縁に結びつかなければ、これまで掛けてきた投資を回収できない訳ですから、元も子もない。

ですから、他社に内定を貰っていて反応がイマイチの学生さんについては、来ていただくためにはどうするか考えたり、施策をうったり、別の学生さんの内定を優先して、初めから期待値に入れなかったり、内部的に色々考える訳です。

主様が内定をいただいていると嘘をいったとしても、仮に次の面接があるのだとすれば 「御社が第一志望ですので、辞退しました」で済む話です。第一志望だろうが、なかろうが、受ける企業全部に第一志望といっておけば良い。誰が損する訳でもありませんからね。この程度の嘘は（・・というかハッタリ）、したたかな学生さんはいくらでも言ってますから、あまり気にする必要ありませんよ。

本音と建前が錯綜する就職活動。 なんかな・・・ と感じていらっしゃると思いますが、社会に出ると残念ながらこんな事ばかり。後で後悔するようなら、”小細工せずありのままの自分でいよう”と決めた方が楽ですよ（笑）

就職活動もいよいよ大詰め、良いご縁があるといいですね。

ちなみに、、
企業によりますが、持ち駒が多ければ良い、なければ良いという捉え方はないと思います。ですから、嘘をつくことにあまり意味はありませんよ（全く意味のない、見栄でしかありません）。
なぜなら、それぞれの企業で採用基準が違いますから、”同一業界の○○商事が内定出しているなら大丈夫だろう”なんて考えは絶対に採用担当者にありません。むしろ内定がないなら、”しっかり捕まえなきゃ・・”と考えるのがごく自然な流れです。
”なんで残っているの？”的な聞き方をされたら、適当に答えれば良いです。そもそも”御社は今の時期にナゼ募集してるんですか？”ぐらいの強気な逆質問でも良いですよ。

Answer 2

その質問に対しては、学生さんが本当の事を言わない可能性は、
企業の人も十分承知していると思います。

「内定貰ってます」と答えた時点で、
その企業についての質問はなかったのでしょうか？
業種や、具体的な企業名など。
そうでなければ、その質問は大して重要ではなくて、
単なる挨拶がてらのものだったと思います。
内定貰ってる？と聞くのは、
就活中の学生さんに対してのごく普通の挨拶だと思います。
（サラリーマン同士の、「儲かってますか？」くらいの（笑））
ですので、気にしないで良いと思います。

企業側が本当に知りたいときは、
具体的なことまでその場で聞いてくると思います。
ですので、今後は言わない方が良いでしょうね。
自分も面接する事ありますが（人事ではないですが）、
内定貰ってるなんて言われたら、絶対企業名まで聞きますね。
大して興味がないので内定貰ってるかどうかすら聞いたことないですが。