放射線取扱主任者の資格を持っている方教えてください！

Question

放射線取扱主任者の資格を持っている方教えてください！将来放射線技師になろうと考えているものです。
そこで、放射線技師の国家資格以外に放射線取扱主任者の資格もとれたらと思っています。
大学によってはどっちの資格も取得できるようにカリキュラムが組まれているみたいですが、組まれていない大学もあるようです。そうなるともうとることはできないのでしょうか？
資格取得の過程を教えてください。
また、放射線技師がもっているとよい資格がありましたら、教えてください。

Answer 1

放射線取扱主任者は一種、二種、三種とありますが、一種が一番良いので、一種について話をします。
年に一度、財団法人原子力安全技術センターが全国で行う試験があり、まずそれに合格する必要があります。
試験の詳細はこちらのサイトで確認して下さい。
http://www.nustec.or.jp/
受験資格は特にありませんので、誰でも受けることができ、きちんと勉強すれば合格できます。
独学でも合格できますが、勉強に自信がなければ合格するための講習もいろいろな団体が開いています。

試験合格後、免状をとるための「登録講習」を日本アイソトープ協会、または日本原子力研究機構を受ける必要がありますが5日間で、約17万します。それに関してはこちらのサイトを御覧下さい。
http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,1099,103,152,html
http://www3.tokai-sc.jaea.go.jp/nutec/soshiki/soshiki.html#01
（履歴書に1種合格したことを書いておいて、必要があれば就職先にお金を出してもらうという人もいるようですが。。。）
講習終了後にテストがあり、それに合格しないと免状がもらえませんが、普通は、まず落ちません。

試験に合格するためのテキストは通商産業研究社の「放射線概論」、日本アイソトープ協会の「放射線取扱の基礎」、オーム社「第1種放射線取扱主任者試験徹底研究」等があります。
問題集は通商産業研究社が出している「第1種放射線取扱主任者試験問題集」と日本アイソトープ協会が出している「第1種放射線取扱主任者試験問題と解答例」「第1種放射線取扱主任者試験課目別問題集」がありますが、個人的には解説が詳しい通商産業研究社が出している方がお薦めです（日本アイソトープ協会の単年度のものは軽いので移動中に勉強するには便利です）。
新しいものは12月頃に刊行されます。法例等が変わる場合があるので、通商産業研究社の場合、最新のものを購入した方がよいでしょう。「第1種放射線取扱主任者試験課目別問題集」は学習の手助けになると思うのですが、発刊のタイミングが今年度は7月直前でしたので、お薦めしにくいです。
また、日本アイソトープ協会が刊行している「Isotope News」の2月号前後にも前年度の試験問題が掲載されます。
勉強の仕方としては、基本的がことがわかっているのでしたら、ひたすら問題集を解き、わからないところがあったらテキストで確認すると同時に、その周辺を学習するという方法をお薦めします。（基本的なことがわからないのでしたら、問題集を解く前にテキストをじっくり読んだ方が良いでしょう。）毎年の傾向をチェックして、よく出るものを確認して下さい。
勉強の効率を考えると満点をとることを考えず、過去問の8割から9割が解けるようになることを目指した方が良いかもしれません。
試験にでてきそうな情報が出てくることもありますので日本アイソトープ協会のホームページはできるだけチェックするようにして下さい。

Answer 2

　放射線取扱主任者は特に受験資格は必要ありません。
　極端なことを言えば、小学生が受験しても、マークシートの項目が全科目６０％以上偶然正解していれば、それで試験は合格です。（実際にはさらに１週間程度の実習も必要なので偶然のみでは資格取得無理でしょうが（＾＾；）

　私は放射線とは直接は関係が薄い学科だったので学校で学んだ内容だけではとても合格できませんでしたが、受験者用に開催されている講習を受け、２回目のチャレンジで一種取得できました。

　幅広い分野の知識が必要なので、一般には難しい試験ですが、放射線技師になろうとされる方なら、特別なカリキュラムなどなくても独学でなんとかなりそうな気がします。それで無理なら、私のように社会人になってからでも一週間程度の講習を受け何ヶ月か勉強すれば合格可能でしょう。半年程度の期間の通信教育もあったはずです。