「総合職」と「一般職」があって、「総合職」は全国への転勤があり、「一般職」は転居を伴う転勤はなく、ほとんどが女性というパ…

Question

「総合職」と「一般職」があって、「総合職」は全国への転勤があり、「一般職」は転居を伴う転勤はなく、ほとんどが女性というパターンがよくありますが、女性に転居を伴う転勤をさせると何か問題があるのですか？私的には寮・社宅などのインフラをきちんと整備しておけば特段問題ないと思いますが。

Answer 1

転勤させても何ら問題はありません。
単に総合職を好む女性が少ないというだけのことです。最近は変わりつつありますが。
採用をしてますが、総合職と一般職では女性の応募率がまるで違います。
おっしゃるとおりインフラを整備すれば問題ないでしょう。
ただ、明らかに女性の側が「転勤を伴う仕事」を嫌います。
特に実家住まいの人は一人暮らしに抵抗があるのかその傾向が強いようです。

Answer 2

採用や人事に権限がどこにあるかで、総合職と一般職に分かれることがあります。

一般職の場合、本社の人事部からそこの支店では何人採用しても良い等の人数的な口出しはあっても、
それぞれ個人の履歴書などをみて検討したりせず、支店の裁量にまかせていたりします。
支店採用と呼ぶ会社もあります。

それと違い、総合職は面接等が本社や大きな支店でとりまとめて行われ、本社の人事部が面接を行い、
採否も本社人事部が検討し、会社として責任を持って採用します。
それを本社採用と呼ぶ会社があります。

前に勤めていた会社ではもちろん一般職に男性が応募してくる事もありましたし、総合職の女性の方もたくさんいらっしゃいました。

女性でも試験を受けて一般職から総合職へ昇格？される方も多かったです。

女性に転居を伴う転勤をさせることに問題があるのではなく、一般職に女性が多いという事だけだと思います。

Answer 3

と考えるよりも、男女雇用均等法がまだ整備されていなかったいにしえの時代、
「女はいずれ結婚退職するから重要な仕事は任せられない」「男性同等の仕事をしたい志願もない」
という前提で採用も配属もしてきましたから、「一般職」「総合職」はその名残りだけで現在も区切っている、と考える方が自然になります。

雇用均等法が施行された当初は、意識的に女性総合職を登用した企業もありましたが、
まだ女性側の意識が追いついていなかったのか、それとも社内基盤がしっかり確立していなかったせいか、
総合職のデメリットばかりが浮かび上がる結果となって、音をあげてしまう女性が続出でした。

それから世の中が追いついてきて、男性同様に転勤も辞さない総合職が望むところ、という人が増え、
こうして男女差を問題としない総合職がかなり浸透してきてはいる現状です。

が、いま現在においても転居を伴う転勤を不都合と考える女性（男性にもそう考える人がいる、という前提での話ですが）にとって、
一般職は自宅通勤にこだわるには非常に都合の良い職種なので、求人企業がそう設定しておいて応募があれば、
それは特に女性だから転勤をさせると問題があるとかいうのでなく、あくまで志願者側がそういう条件で仕事をしたいニーズに沿っていることになります。

なお、一般職に転勤をさせない根拠として、総合職の異動頻度を激しくさせて経験を積ませるため、
一般職の従事者が職場に根を下ろす「生き字引」の存在として、総合職異動者に込み入った諸事情の解説役を務めてもらう、
という役割を重要任務として持たせていることにもよります。

したがって、一般職を女性専任にするかどうか、これは個々の企業の見識によることですね。
元々が親元を離れ未知の土地に就職する女性にしても、昔から決して少なくはなかったわけですし。。。